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<みずほFG>3社完全子会社化…経営効率化と収益向上図る

2011-02-27 03:00:00 | 日記
 みずほフィナンシャルグループ(FG)が、今秋にも傘下の証券・信託3社を完全子会社化する方針を固めたのは、グループの経営効率化と収益力向上を図り、自己資本規制強化に対応する狙いがある。

 みずほFGは、傘下に大企業を顧客とするみずほコーポレート銀行と、中小企業・個人取引中心のみずほ銀行を持つほか、法人業務中心のみずほ証券、個人向けのみずほインベスターズ証券、みずほ信託銀行が上場子会社として独立した営業を展開。10年4~12月期連結決算は4220億円の最終(当期)黒字だったが、三菱UFJFGの5518億円、三井住友FGの5151億円には及ばない。00年に日本興業、第一勧業、富士の旧3行が統合して発足したが、「旧行のバランスを意識しすぎ、組織が非効率で収益性が低い」(金融庁幹部)との見方がつきまとってきた。

 また、国際的な自己資本規制強化の流れも再編の理由となった。新たな規制は、普通株などで構成する「狭義の中核的自己資本比率」を19年には7%以上にするよう求めている。みずほFGは増資で約7%を確保しているが、完全子会社化とともに証券2社を来春にも合併し、経営効率化で利益を積み上げ、自己資本比率を引き上げていく方針だ。

 完全子会社化を通じて、上場企業の約7割と取引するみずほコーポレート銀行や、2500万の個人・中小企業の口座を持つみずほ銀行の顧客基盤を証券・信託がフル活用できる体制を目指す。グループ内の相乗効果をどこまで発揮できるかが課題だ。【清水憲司】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110226-00000075-mai-bus_all
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