消費増税先送りせず＝麻生財務相
時事通信 5月31日(金)11時4分配信
麻生太郎副総理兼財務・金融相は31日の閣議後記者会見で、2014年4月に予定する消費税率8％への引き上げについて、「今、この段階で延ばすとかいうような感じは私にはない」と述べ、先送りする考えがないことを明らかにした。消費増税をめぐっては、30日に自民党の石破茂幹事長がテレビ番組の収録で、景気動向次第で増税を先送りする可能性に言及していた。
ソフトバンク、米スプリント買収の安全保障対策で当局と合意
産経新聞 5月29日(水)11時10分配信
複数の米メディアは２８日、ソフトバンクによる米携帯電話大手スプリント・ネクステルの買収計画をめぐり、海外企業による買収に伴う安全保障上の懸念について、両社が米当局との間で合意したと報じた。
ロイター通信が関係筋の話として伝えたところによると、合意には４人のメンバーで構成する監視委員会の設置や、特定の中国製通信機器を米国内のネットワークから事実上排除することが含まれているという。
ソフトバンクは昨年１０月にスプリント株の７０％を２０１億ドル（約２兆５００億円）で買収する計画を発表。カリフォルニアなど州レベルの当局も買収計画を今月２３日に承認した。
だが、米議会から、「ソフトバンクは中国製の機器を幅広く使用していると報じられており、サイバー攻撃の危険が増す可能性がある」（民主党のシューマー上院議員）などといった懸念が出ており、米連邦通信委員会（ＦＣＣ）など連邦当局が審査している。
また、スプリントに対しては、米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークも総額２５５億ドルでの買収を提案しており、日米企業による買収合戦となっている。（ワシントン 柿内公輔）
サントリー食品、上場承認へ＝29日にも、今年最大―東証
時事通信 5月29日(水)0時11分配信
東京証券取引所が、サントリーホールディングス（HD）の主力子会社、サントリー食品インターナショナル（東京）の上場申請について、早ければ29日にも承認する見通しとなった。28日までに上場審査をほぼ終え、今夏の1部への上場が確定した。調達額は5000億円で、上場後の時価総額が1兆円を超える今年最大の大型案件となる。
ＥＵ、中国製太陽光パネルに反ダンピング課税へ 不当廉売で６月６日から
産経新聞 5月28日(火)10時38分配信
【ブリュッセル＝今井裕治】欧州連合（ＥＵ）の執行機関である欧州委員会は２７日、中国が欧州域内で太陽光パネルを不当に安く販売しているとして、中国製に対し６月６日から暫定的に平均４７％の反ダンピング（不当廉売）課税を課す方針を固めた。ただ、課税で価格が上がり、経済損失が出る恐れがあるとして、ＥＵ加盟国の中には反対意見もあり、交渉次第では方針撤回もあり得るとしている。
欧州連合（ＥＵ）の執行機関である欧州委員会のデフフト委員（通商担当）は同日、日本のメディアに対し、中国製の太陽光発電パネルに反ダンピング（不当廉売）関税の暫定適用の検討を進めている一方で、「中国側に友好的な解決策を模索しようと伝えた」と述べ、中国メーカーによる安値販売の是正を求めたことを明らかにした。ＥＵでは６月５日の期限までに暫定措置を仮決定する。
ＥＵは今後、１２月以降に恒久課税を導入するかを決める方針だが、デフフト委員は「向こう６カ月間で追加検討を進め、最終的に決断したい」と述べ、欧州委で、慎重に協議する姿勢を示した。
バリアント、コンタクトレンズのボシュロムを87億ドルで買収へ
ロイター 5月28日(火)1時45分配信
［トロント ２７日 ロイター］カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ＜VRX.TO＞は２７日、コンタクトレンズなどを手掛けるボシュロムを投資会社ウォーバーグ・ピンカスから現金８７億ドルで買収することに合意したと発表した。
バリアントによると、買収は債券発行と１５─２０億ドル相当の新株発行によって賄われる予定で、買収額の内約４５億ドルはウォーバーグ率いる投資家グループに支払われ、残りの約４２億ドルはボシュロムの借入金の返済に使われる。
この買収によってバリアントは眼病用医薬品、コンタクトレンズ、レンズケア商品、眼科手術用機器を強化し、目の健康に関する分野で世界のトップに立つことになる。
同社は２０１４年末までに買収によって８億ドル以上の年間コスト削減が達成できると予想している。