米PEのベイン、60億ドル規模の新ファンド設立へ
ロイター 5月31日(木)14時39分配信
[ニューヨーク 30日 ロイター] 米プライベートエクイティ(PE)大手のベイン・キャピタルは、新たなグローバルPEファンドを立ち上げるため、60億ドルの資金調達を目指している。新たな試みとして、運用管理手数料で3つのオプションを用意する。事情に詳しい複数の関係筋が明らかにした。
年金基金や世界中の機関投資家などから資金を募る。
関係筋によると、新たなファンド「ベイン・キャピタル・ファンドXI」は6月末までのキックオフを目指し、準備が進められている。2013年第1・四半期まで資金を募る予定だ。
前回のグローバルファンド「ファンドX」では107億ドルを調達した。
ベインはこれまで、投資家に対し、ファンドXIと並行して20億ドル規模の共同投資ファンドを設立すると語っている。
同社はコメントを拒否した。
PEファンドでは伝統的に手数料が2%、マネジャーの成功報酬が投資利益の20%となっていることが多く、成功報酬は通常、運用利回りが7%か8%に達すれば支払われることになる。
ただ、ベインの新ファンドでは、1つ目のオプションが手数料1.5%、成功報酬20%、成功報酬の発動利回り7%。
2つ目のオプションは手数料1%、成功報酬30%、成功報酬の発動利回り7%。マネジャーの投資収益に対するインセンティブを高める。
3つ目のオプションは手数料を0.5%とし、一方で運用利回りに関係なく成功報酬の比率を30%とする。ベインはこれを投資家との利益に合致した究極の料金体系として打ち出している。
ベインが今回の料金体系を打ち出す背景には、アジアファンドで2つの手数料オプションを用意したことが好評だった経緯があるようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120531-00000086-reut-bus_all
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