「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

南海→ダイエー→広島→オリックス→近鉄:加藤伸一引退

2004年11月17日 | オリックス・バファローズ
近鉄加藤が引退表明(日刊スポーツ)
楽天からも声が掛からなかったのか…。

39歳になるが、今年の登板の投球を見てもそれほど極端に球速が落ちているわけでもなく、男前のルックスも相まって、ベテランという感じさえしなかった。

東尾修や西本聖をはじめ、シュートを織り交ぜコントロール主体の投球をするタイプは、大体寿命が長い。
加藤も39歳までやれたのだから充分寿命は長かったといえるが、正直尻すぼみであった。
複数年契約を結んでいなかったら、もう少し早くこの時をむかえていたかもしれない。
いかに配球に工夫を凝らし打球を詰まらせたところで、今の飛ぶボールでは下手をするとスタンドまで届いてしまったりする。
「打たせてとる」が死語になりつつある中、加藤もまたそんな時代の犠牲者であった。

通算成績は92勝106敗12セーブ。
100勝まで頑張って欲しかったが、思えばあの南海ホークスの緑のユニフォームを身にまとい、大阪球場のマウンドで投げていた「ガラスのエース」が、よくぞここまで粘ったものだ。

お疲れ様でした。

「オリックスバファローズ・清原和博」実現の可能性は

2004年11月16日 | オリックス・バファローズ
オリ同級生松山コーチ、清原にラブコール(大阪日刊スポーツ)
監督やフロントではなくコーチからもこういった発言が出てくると言うことは、チーム全体の中で「清原歓迎」が既成事実になっているということだ。

個人個人ではそれぞれ思うところがあるかもしれないが、出だしからこれだけ世間を敵に回してしまったチームに、とにかくマスコミの採り上げたがる選手が入ってくることは大きい。
そういった意味で、私はオリックスバファローズが清原を獲得することに賛成である。
北川のファーストはおそらく確定だろうから、DHもしくは北川と入れ替わりで時折ファーストの守りに入るパターンになるか。
さすがに代打ではもったいないし、それだけの給料は払うわけだから。

故障うんぬんと、清原の中にどれだけ野球へのモチベーションが残っているのかも気になるが…。
もはやライオンズは補強がどうこう以前の問題で、ドラゴンズもウッズを最優先している状況からみるに、「オリックスバファローズ・清原和博」は、結構有力である。

楽天は試合できるのか?

2004年11月15日 | プロ野球全般
楽天 拡張ドラフト10人信じて待つ(スポーツ報知)
とにかく選手が足りない。
あの分配ドラフトのやり方にしてもそうだし、事前にこうなることは安易に予想がついた。
楽天側には選ばれる側の弱みがあったから、能動的に動くべきなのは機構側であった。

この段階で具体的にエクスパンションドラフトの話が出ていない(楽天側が主張しているだけ)ということは、機構側ではまったくそれ自体を検討していないということであろう。
今からシステムを構築、日程を決め年内に実施するほどの機動力は野球界にはない。
おそらく何人か無償トレードで入団することになるだろうと思うが、いわば情に訴え譲ってもらった選手で1シーズン戦ったところで、その結果にどれほどの意味があるのかと思う。
例えば優勝争いなんかしてしまったところで(相当厳しいとは思うが)、それを演じるのがお情けで譲ってもらった選手であるというのは、スポーツチームとして「何だかなぁ」と思ってしまう。

新規参入初年度である程度不利があるのは仕方がないとも思うが、せめて頭数を揃えることには苦労しない程度のシステムを作っておいて欲しかった。

あまりに想像力がなさ過ぎる。

大阪近鉄バファローズ選手会公式サイト

2004年11月15日 | オリックス・バファローズ
恥ずかしながら初めて知りました、このサイト。
大阪近鉄バファローズ選手会公式サイト

メインコンテンツは監督、選手からのメッセージムービーらしいが、LRカード(1枚1000円)なるものを買わなくてはならない。
11月30日で閉鎖になると書かれており、目ぼしい更新なく残念ながら今から購入しても…。
もうちょっと早く知っていれば買ったかもしれん。
営利優先のサイトではなく、「サイトの収益と選手会からの寄付を併せて大阪府下のスポーツ振興に役立てたいと…」との記述もあるし。

ちなみにそのサイトから、(旧)バファローズ選手の個人サイトへのリンクも貼られている。
特に吉田豊彦のサイトはシーズン中から登板があるたびに更新がされており(登板内容について、他のサイトでは考えられないくらいの細かな分析がされている)、以前からちょくちょく覗いていた。
楽天入団が決まった後も早速レポートがアップされているが、吉田も岩隈のことが気になっているようである。
それも、「できたら同じチームでやりたいなぁ」という能天気なレベルのものではない。
岩隈だって引きこもってひとり悩んでいるわけではないし(日米野球にも出場している)、マスコミより、選手レベルのほうが連絡を取り合い岩隈の現状については把握しているだろう。
その上で、吉田がこの奥歯に物が挟まったような物言い(ある程度の配慮はあるにしても)で岩隈をとりあげているということは…。
日米野球も終わったことだしそろそろ決断を下して欲しいものだが、まだ時間がかかりそうだ。

肝心の岩隈のサイトは、先月半ばから更新されていない。
「まだ迷っている」でも構わないから、そろそろ本人の声が聞きたい。

やはりユニフォームには金をかけず、岩隈は不参加決定、山口は意味深発言

2004年11月14日 | オリックス・バファローズ
合併オリックス、練習始動もまだまだ違和感ぬぐえず(サンスポ)
子供じゃないんだから、いきなり「みんなで仲良く練習しようね」と言ったって、そうはうまくいかない。
せめて楽天のように、仮のユニフォームを設定するくらいの配慮が欲しかった。
ブルーウェーブと(旧)バファローズの選手が分かれてランニングする光景は、あまりに痛々しい。

本筋とは外れるが、楽天の仮ユニフォームはまるで高校野球のように白一色のものだが、プロの選手が身に付けるとそれはそれでなかなか新鮮な感じがした。

岩隈、新生オリックスの秋季練習参加拒否(大阪日刊スポーツ)
岩隈は日米野球に参加しているし、今年の秋季練習は必ずしも強制されるものではないようなので(大方参加しているようだが)、まだそれほど大きく騒ぐことでもない気もする。
ただ分配ドラフトからもだんだんと時間が経過し、いつまでも「考える時間が欲しいので…」ではちょっと困る。
まさか、大塚の時のように「ゴリ押し時間稼ぎモード」に入ったのではあるまいな。
とか、よけいな邪推もされてしまう。

早いとこ結論を出そう。
余計なところでのイメージダウンは、つまらない。
せっかく男前なんだから。

151kmでオルティス斬り、オリ山口はMLBへ自信(サンスポ)
山口のコメントに注目。

「燃えました。楽しかったです。野球をやったという感じです。」

わが道を行くイメージの山口だが、ゴタゴタ続きのシーズン中はやはりプレイに集中できなかったことがうかがえてしまう。

清原獲得へ、仰木探偵が調査中?

2004年11月13日 | オリックス・バファローズ
ブレーブス時代から在籍していた、サウスポーの清原雄一のことじゃないよ(ちなみに今年はタイガースで背番号101を背負い、打撃投手を務めていたらしい)。

清原“構想外”浮き彫りに…阪神、オリックス争奪戦へ (サンスポ)
過去には新庄が日本に戻ってくる時にも、オリックスは名乗りだけはあげていた。
選手獲得に関しては、暗黒時代のロッテや南海のようにハナから諦めているわけではないのだ。
ただ、選手に選んでもらえていないだけである。

「さらに仰木監督が今月に入って岸和田にある清原の実家に足を向けて、身辺調査していたことも住民の証言で明らかになっている」
これには笑った。
なぜ69歳の仰木監督が探偵まがいのことをしているのだろう。
住民も「最近仰木さんが清原さんちのあたり歩いてましたよ」とか証言したのだろうか。
とにかく獲得の意思があることは確かなようだ。

ひとり人気者を連れてきてファンの注目を集めるというのは、不人気球団(ああ、はっきり言ってしまった)では有効な手である。
マスコミでの取り上げられ方が質量ともに充実すれば、球場にやってくるファンも増える。
ファンが増えて球場に活気が出てくれば、選手の気持ちにも張りが出てくるだろうし、チームが強くなり応援のしがいのあるチームになれば、きっと「オリックスバファローズ」への違和感も消えていく。
そういった好循環を引き起こせば、企業オリックスとしても保有する球団の価値が上がるわけで、みんなが幸せになるわけである。

清原がどれだけ試合に出られるのかはちょっと分からんが、「清原獲ったからもう新外国人は獲らない」とか、「岩隈とのトレードにしちゃえ」とか、そういうことでなければ賛成だ。
じゃなけりゃ反対。

一場と宮内と小泉

2004年11月12日 | オリックス・バファローズ
一場“金銭授受同額”を寄付「もらったぐらいは、しなくちゃいけない」(スポーツ報知)
ジャイアンツから200万円、ベイスターズから60万円、タイガースから25万円を受け取っていた一場。
1億円(さらに出来高5000万円)の契約金が確定した今では小さな額に思えるが、裏金として受け取った285万円以上を社会貢献に役立ててもらうべく寄付するとのこと。

うーん…。
やはり、この人が結局今年のドラフトに掛かってしまうことには抵抗が消えない。
地上波ではなかなか見られないが、CSでは特に高木豊あたりが批判的な態度をとっていた。
別府前総監督とやらがちょくちょく出てくるから、余計にうさんくさく感じてしまう。
来シーズンのマウンドに立ったところで、厳しい野次が飛んでくることは避けられない。

しかしまあ、寄付も大事だが裏金を完済することもわすれちゃいけない。
とにかく野球を続けたいと訴えたり(気持ちはわかるが、それを最優先に主張する状況ではなかっただろ)、今回にしても「最低でも自分がもらったぐらいは、しなくちゃいけない」とか自ら蒸し返すような発言をしたり、どうも空気の読めなさは宮内、小泉コンビと同じものを感じるんだよなぁ…。
一場は、実はオリックスバファローズ向きのキャラだった?

本当に「新ユニフォーム」発表?

2004年11月12日 | オリックス・バファローズ
オリックス・バファローズの結団式・発足パーティーが行なわれました。ユニフォーム&ロゴも決定!(オリックスブルーウェーブ公式サイト)
重さから察するに、石毛監督解任以来の賑わいをみせていた公式サイトだが、ユニフォームとロゴマークの発表から1日経って、ようやくストレスなく開けるようになった。

こんな記事もあったりして、おおむね不評な新ユニフォームだが、そもそもこれは新ユニフォームと表現することにすら抵抗を感じる。
(旧)バファローズの選手も、自分たちが吸収された側にあることをあらためて実感させられたことだろう。

2004年シーズン、ベイスターズがしょっちゅう帽子をモデルチェンジ(というよりマイナーチェンジか)していたことを覚えているだろうか。
思い切ってユニフォームを変えてみては、との声に球団幹部は「ユニフォームを変えると、グッズも作り変えなくてはいけないのでお金が掛かりすぎる」と答えたという。
それでも帽子だけなら、まだ手軽に変えられるところであったのだろう。
今回の発表されたユニフォームは、ロゴなど細かいところは変わっていても、デザインと色彩は全く変化していない。
イメージカラーもそのままであるし、様々なところで既存のものを使いまわしていくためには、大きなイメージチェンジは避けたかったのだろう。
宮内の一声で決まったというところからして、余計にそんな気がする。

またしてもオリックスは空気の読めない企業であることを認識させられたが、飛びぬけて奇抜だったり不出来なデザインではない以上、選手たちはグラウンド上でユニフォームのイメージを作り上げていくしかない。
今後オリックスバファローズの戦い方しだいでは、このユニフォームが映えてくるはずだ。
同じようなことを球団社長の小泉もコメントしていたらしく、「お前が言うなよ」とは思ったが。

ところで、「BS」ってどんな意味?

岩隈好投、全日本初勝利

2004年11月11日 | オリックス・バファローズ
岩隈、クレメンスに投げ勝った(日刊スポーツ)
突っ込みどころ満載の新ユニフォームはとりあえず置いといて、当ブログにしては珍しく明るいニュースを。

このままいけばオリックスバファローズ、何か起こってしまうと東北楽天ゴールデンイーグルスの初代エースとなる岩隈が、今日の日米野球で7回を2安打1失点の好投、あのクレメンスに投げ勝ち、全日本に5戦目にして初勝利をもたらした。
この記事によれば午前中は新球団結団式に出ていたとのことで、身体も心も落ち着かない中で実に立派な投球だったと思う。
アテネオリンピックでは体調を崩したこともあり結果を残せなかったが、日米野球で国際適性?を新たにアピールすることができた。
そのうち岩隈もメジャーうんぬん、ポスティングかんぬん言うようになるのだろうか…。
今日はその他ブルーウェーブ、(旧)バファローズから出場した選手はいなかったが、明日以降第1戦で打ち込まれた山口にぜひリベンジして欲しい。

打撃戦にもそれなりの面白さはあるが、やはりいい投手が好投すればどんな打者でもなかなか捕らえられないのが本来の野球だと思う。
力のある打者がバットの芯を喰えばどでかいホームランが出て当然だが、コーナーにピシッとボールを決めていけばそうそうに点を取られることもないはずなのだ、本当は。
そしてつい最近まで、日本にもそういった野球が存在していたのだ。
ここ数年、飛ぶボールでどんどん日本のプロ野球が大味にシフトしている中、メジャー使用球が野球の本来の姿を思い出させてくれる。

岩隈久志の幸せとは?

2004年11月10日 | オリックス・バファローズ
岩隈、複雑な表情ながら「残留へ軟化の兆し」も…(スポニチ大阪)
取り付くしまもない印象だった礒部と比べれば、こちらは充分に目がありそうである。
選手会がなにやら中途半端な声明(かいつまんでいうと「本人次第じゃない?」というもの)を出したらしいが、岩隈はあまり事を荒立ててガンガンと自己主張するタイプには見えない。
新しい環境に移りたくなくてゴネているのならともかく、このままいけば住環境も変わらずに済むわけで、おそらくオリックスバファローズの初代エースに収まるのではないか。

ただ岩隈は自らのHPでも告白している通り、複雑な家庭環境の中を育ってきた人間だ。
ようやく手に入った理想の父、義父の広橋公寿が楽天のコーチになるとなれば、そちらになびくのもまあ当然だろう。
上っ面の報道を見ていれば、単純に「何をいまさらわがままを」という印象を持ってしまいそうだが、そんな事情もある。

人間くさい話をするならば、楽天に行ったほうがいいのかもしれない…。