「オリックス・バファローズ」な日々

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3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

分配ドラフト結果発表! ~東北楽天ゴールデンイーグルス編~

2004年11月09日 | オリックス・バファローズ
明日からは別のチームになるとはいえ今日までは味方だった選手達が集うチーム、こちらも気になる。

東北楽天ゴールデンイーグルスは40人を獲得。

▽投手 金田、谷中、戸叶、小林、小倉、徳元(以上オ)川尻、山村、有銘、福盛、愛敬、高村、矢野、小池、朝井、吉田、佐藤(以上近)
▽捕手 高橋(オ)藤井、新里、近沢、長坂(以上近)
▽内野手 斉藤、大島(以上オ)吉岡、高須、前田、山下、坂、星野(以上近)
▽外野手 佐竹、竜太郎、小島、中島(以上オ)森谷、益田、礒部、鷹野、川口、牧田(以上近)

これは…。
戦う前から選手には申し訳ないが、これはキツい。

投手はケガ持ちが多いし、捕手も藤井に全てを託すしかないのか。
内野も小粒な便利屋タイプばかりだし、唯一例外の吉岡も中1年間のブランク上がり。
外野はまずますだが。

まだ40人しか枠が埋まっていないわけで、あと30人程度はどこかから持ってこなければならない。
分配ドラフトで獲得した選手は年齢の高い選手が多く(特に投手)、枠を埋めきるくらいのつもりでいかないと、選手不足に泣くことになる。
昨年あれだけ選手層は厚いもののベテランが多く、故障者が続出したジャイアンツが人数ぎりぎりで二軍戦を行なっていた時期があった。
選手交代などできるはずもなく、時に投手がバッティング練習をしたりしていて、痛々しい光景であった。
特にこのメンバーでは投手が不安。
金田や高村あたりは、実績はあるがフルシーズンローテで回ることは考えにくく、二人合わせて一人分くらいの勘定が現実的だ。
二軍で投げる投手が「物理的に」いなくなってしまう自体すら考えられる。

外国人は枠の関係があるので、無差別に獲得するわけにはいかない。
じゃあ新人をたくさん獲ればいいのかと言われても、頭数だけ揃えたところで試合に使えなければ意味がないし、プロレベルに達している(これから達する素質がある)選手は限られてくるのが実情である。
明日西武ドームで行なわれるトライアウトで積極的に選手獲得しないと、勝ち負け以前に試合にすらならなくなってしまうのではないか。

ただ楽天が悪いのではなく、今回の分配ドラフトの仕組みをみればこうなることは想像できた。
オリックスにプロテクト枠を認めたのはまあ仕方がないが、それ以降をもう少し楽天にも分を与えるシステムにすべきであった。
少なくとも、「オリックスのプロテクト選手25人→楽天の指名選手20人→以降交互に指名(ここがポイント)」くらいにできなかったものかと思う。
何事もそうだが、新規参入には数多くの障壁が伴うものだと実感。

田尾監督にはいきなりご苦労さんな展開だが、もちろんこうなることを織り込み済みで依頼を受けたはずである。