楽しい夜更かしライフも明日まで
昨日、今日と手芸しながらオーディブルで、引き続き村上春樹を「聴き読み」した。
今回は短編集「螢・納屋を焼く・その他の短編」
朗読は松山ケンイチ。
短いので2日で読了(聴了?)
この本はたぶん昔読んでる、けど、内容は全然覚えてなかったから新鮮に聴けた。
そして、「ああ、懐かしい、この感じ」と思った。
これに収められてる5編は1983~84に書かれたもので、その頃の「今風」がヒシヒシと感じられる。
なんでもかんでもスマートにスタイリッシュになっていったあの頃の感じ。
「熱」というものが敬遠され始めた時代のあの感じ。
当時の「最先端」を感じる作家ではあったけど、後年ノーベル賞を期待されるような偉大な作家になるなんて思いもしなかった。
でも、そりゃそうだ。だってやっぱり、この短編集は作品自体がとても若い。
「若いなー、青いなー」と思いながら聴いた。
ただ、文章が淡々としているのは、聞いてて心地いい。
松山ケンイチの朗読が、これまた良い。すごい。そして色っぽい。ちょっとドキドキしちゃう感じだった。
オーディブルでは引き続き村上春樹作品を聴く予定。
それと、今日の午後は久しぶりにマンガを読んだ。
山岸涼子「レベレーション」
(電子書籍で読んだので、画像はメルカリのものです)
ジャンヌ・ダルクの話。
名前は知ってても詳しいことを知らなかったので、とても興味深く読んだ。
600年も昔のことだけど、結構細かく記録が残っているらしいことを初めて知った。
それにしても、人の意識も環境も残酷で劣悪な時代。
これは15世紀の話で、昨年「最後の決闘裁判」という14世紀ヨーロッパの貴族社会の映画を観たことと合わせて、人間はこういう過程を経て進化してきたんだなぁと「歴史」っていう言葉の意味を実感する。
小説も漫画も、ネットから。
何度も言うけど、未来だなー。
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