昨夜、仲井戸麗市さんのコンサート「仲井戸”CHABO”麗市 [チャボ古井戸時代の曲を唄う処暑]」の配信がありました。
仲井戸麗市といえばRCサクセションですが、私にとっては「古井戸の仲井戸麗市」でもあります。
その頃の曲をやるということで、ワクワクしながらこの日を待っていました。
古井戸が「さなえちゃん」でフォークソング界に飛び出してきたのは1972年で、その頃小学生だった私にはさすがに、自分の世代の曲ではなく、「さなえちゃん」以降の歌も良く知らずにいたんですが、ある時、父が古井戸のアルバムを買ってきたんです。
父は新しもん好きな人で、世間でヒットした曲を「いいなぁ」と思うと買ってみる、というところがあって、森進一の「襟裳岬」がヒットした時には森進一のアルバムを買ってきたこともあったり。
古井戸はかぐや姫のアルバムと一緒に2枚ずつ買ってきて、かぐや姫は「かぐや姫さあど」と「三階建の詩」、古井戸は「古井戸の世界」と「四季の詩」でした。
多分1974年ごろで、父は30代半ばです。若い かぐや姫や古井戸を聴いても全然不思議はないよ、今思えば。
私は、夕食後にヘッドホンでレコードを聴くのが日課だったので、当時はどれも同じぐらいの頻度で聴いていたはずなんだけど、しかもどっちかっていうとかぐや姫の方が好きだったような気がするんだけど、後々ふと、古井戸がたまらなく聴きたくなることが出てくるようになっていきました。
レコードプレーヤーがなくなってからは弟に頼んでカセットテープにしてもらったり、その後CDで再発されてるのを知って買いなおしたり、今はサブスクで聴けるようになって、今でも時々聴いています。
同じフォークソングの部類でも、すごくブルージーで、明るい曲調であっても切なさが根底にある、みたいな感じが癖になる・・・ような気がする。
特に「四季の詩」はいつ聴いても沁みる、いろんな感情が揺さぶられる、切ないけど癒される、私にとって唯一無二のアルバムになっています。
今回はチャボさんだけとはいえ(古井戸は加奈崎芳太郎と仲井戸麗市の二人組)、今の音で聴けるというのは本当に「神様のお恵みか」と思うくらい嬉しいというか幸せと言うか、とにかく生きてたらこんなこともあるんだ、というくらいの感動でした。
生配信ではなく収録ではありましたが、いろんなお話もしてくれて、曲によって歌前にちょっとした朗読があってそれがすごく良かったりして、で、とにかくぜんぜん変わらない歌声と佇まい、自由自在のギターワークに耳と目を奪われ。
もう70代ですよ、あんなカッコイイ70代、いる?って感じで。
18曲か19曲のあと、アンコールが6曲(曲数としては7曲)、たっぷり3時間、すばらしい3時間でした。
曲数があいまいなのは、メモりながら聴いていたのに聴きながらふいに思い出したことがあって、それを考えている間に曲が変わったのか変わってないのかがわかんなくなっちゃったときがあったためで。
そう、すっかり忘れ去っていたことを突然思い出したんです。私一回だけライブに行ったことがあったじゃん、と。
何歳ごろだったか、誰と言ったんだったかは全然思い出せないんだけど、会場が神田共立講堂で、古井戸のほかにケメ(佐藤公彦)が出てた、ってことだけが思い出されて。
ケメのトークが面白かったことと、「さなえちゃん」が生で聴けて嬉しかったこと、しか思い出せなくて、なにか手掛かりはないかとネットをだいぶ漁ってみましたが、さすがになにも見つかりませんでしたが。
そんな風に思い出が爆発するとちょっと寂しくなるけど、今でも変わらず心を震わせてくれる音楽は不滅だなぁと思います。
実は、チャボさんとしては今までもちょくちょく古井戸の曲はやってたみたいで、私が知らなかっただけだったんだけど、「なんで今まで知らなかったんだ~」というより、「生きてるうちに聴けて良かった~」みたいな感動で幸せだった夜でした
そうそう、それです❗かわいい歌です😃
旦那様、今はウルトラセブン⁉️
私もウルトラシリーズで一番好きなのはセブンですので、ひょっとしたら話が合うかも?😅
歌謡曲とJ-POPの間の、日本的な情緒と洋楽のメロディのバランスが絶妙な時代だったなぁと思います。
でしたよね⁉️ 知ってる知ってる〜😁
というのも、4才年上のダンナが、しばらく携帯の着メロにしていたからなんです。
今はなんと「ウルトラセブン」です😅
ケメという名前も聞いたことあるな。
かぐや姫は高校時代よく聴いてました。懐かしい時代ですね〜