12月7日は、こひつじちゃんのお誕生日です。
こひつじちゃんは、救急車の中で生まれました。
3日間の長くつらい陣痛を乗り越え、40度近い高熱に耐え、生まれました。
車内で取り上げて、新生児集中治療室へ走って運んでくださったのは助産師さんです。
数年後に詳しく伺った所、20分以上は呼吸が止まっていたそうです。
集中治療室の到着時、こひつじちゃんの顔は土色だったそうです。
若い医師は、冷静に、明確に、これから起こりうる事を説明してくれました。
いつ消えてしまう命かも知れない ということが理解できました。
どのような障害が起きてもおかしくない ということも。
保育器の中の小さな小さなわが子には、たくさんの管がつながれていました。
保育器の周りでは、機械的な音が絶えずしていました。
懸命に生きようとする命と、それをこの世につなぎとめようとするたくさんの技術、たくさんの思いがそこにありました。
生きて
退院直前に、私自身もかなり危険な状態だったと聞きました。
今日この日を迎える事ができたのは、たくさんの方のおかげです。
毎年、感謝の気持ちで迎える日です。
ありがとうございます。
今年で12年目のバースデイです。