イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

こころの機微を知る!

2008-06-14 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 昨日は、10年以上行っていなかった山中湖に日帰り旅行をしてきた。

 富士山も美しく、至福の時を過ごした。

 そして、のんびりしながら「生き甲斐の心理学」の、フロイトの14の防衛機制について想いを巡らせた。自分の防衛機制の事例を勉強をしていくと、日々の暮らしの中で、沢山事例があることに気づく。

 防衛機制といっても、学問的に体系だって研究されたかは別にして、古来から多くの人の知るこころの機微のことで、ことわざその他にいろいろ知恵が残されている。朱に交われば赤くなる。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。・・・

 たとえば、投射という防衛機制、「自分の欠点を正視するのに耐えられないので、自分以外のものに責任転嫁する心理」というものがある。例えば、自分は整理整頓が下手であるが、整理整頓がへたな他人をとかく厳しく見るような傾向があったりする。

 ただ、こういう人のこころの機微を勉強したりする中で大切なことは、自己否定や他者否定の誘惑に負けず、自己肯定と他者肯定のスタンスを保持することであろう。防衛機制という、こころの機微は不思議なものである。

 そういえば、昨日も半月が綺麗であった。

<月2/4>

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夢を育てる!

2008-06-12 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 梅雨晴れ間に月を探し月を見つけた時は嬉しい。都会の雑踏で見つけた時は感謝の気持ちになる。その日の深夜帰宅時の駅のプラットフォームでまた月を見つける。違う景色ではあるが、月は月である。

 人生の夢とは何だろうかと考える。幼いころ、パイロットになりたいと思ったり。小学生時代は科学者。中学生・高校時代は建築家。大学に入ってからは、小説家?創造工学や実験心理学の研究。サラリーマン時代は・・・

 自分の夢の歴史は、一見脈絡がないように見える。恐らく、時々の心の防衛機制に影響を受けているのだろう。ただ、一貫して流れている傾向というものがあるようにも思う。私の場合は空に向かう、真理を探究する、信仰を深める、そんな傾向があるのかもしれない。

 また、エリクソンの発達心理学で研究された、年を取るに従ってのDNAから展開されるようなテーマが影響していることもあろう。例えば、幼いころはお世話(ケア)などはほとんど考えたこともなかったが、今は、それが主題となっている。

 さらに、夢は現世の自己実現の軌跡であると同時に、信仰の世界に通じるものではないだろうか。

 夢は、頭で考える側面もあるが、体感・五感で感じるものでもある。座禅のあとの清々しさ、ミサや黙想会のあとの清々しさ、静かな鬱蒼とした神社で感じる爽やかさ・・・

 夢は、過去にも未来にもなく、今ここで感じるものなのだろう。月を観ながら想う。

<月1/4>

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日差しの強い日に秋葉原を想いだす!

2008-06-11 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 最近は天気が良ければ、昼間外出すると汗がでる。日差しは夏のようである。

 夏の日差しを浴びながら、1974年ごろの私が大学4年のころの秋葉原を思い出した。秋葉原の通り魔事件の衝撃もあるだろう。

 当時の卒論研究は意志決定のプロセスを研究し実験するもので、多変量解析の数学モデルのレンズモデルを研究するなど理論的側面もあったが、多くの時間は実験器具を作り、20人以上の方に実験協力していただき、結果を分析するのに費やした。

 秋葉原のS電気に足しげく通い、コンデンサーや当時出回りはじめた、集積回路の部品を購入し、ミニコンの実験端末をハンダ付で制作した。秋葉原の駅前にはジャンク屋さんが並んでいたが、街は世界的に有名でもなく、もっと庶民的で、当時始まったばかりの吉野屋の牛丼に皆で感激するような街であった。電気に関してさして知識のない私が、実験器具を安く制作できたのも秋葉原のお陰である。

 朝から晩まで研究室の仕事に没頭していた時期であった。自分の青年期の劣等感を振り切るかのようで、防衛機制でいうと補償に相当するように思う。ただ、この経験は今の「生き甲斐の心理学」にどこか繋がるところがあり、自分の人生でも非常に重要な体験であった。防衛機制も人生に役立つ!

 秋葉原は小学校2年の時からよく友達のところに遊びに行った街でもある。街の人は、プロの知識を持ちつつ、庶民的で明るかったように思う。

恐ろしい出来事が二度とない社会になればと思う。

<日4/4>

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紫陽花いろのものの降る時!

2008-06-10 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 昨日の夕方、高幡不動尊のアジサイを観に行った。休日でもなく、見物客もいない月曜日の夕方で、咲き始めたアジサイが初々しかった。

 アジサイというと、青春時代に読んだ、三好達治氏の「乳母車」をいつも思い出す。

  母よ--
  淡くかなしきもののふるなり
  紫陽花いろのもののふるなり
  はてしなき並木のかげを
  そうそうと風のふくなり

 こんな風に始まる詩に何故感動してきたのか、考えてみる。やはり、自分の愛の原型とどこか触れ合うところがあるのだと感じる。幼い頃に住んでいた家にもアジサイが咲いていた。

 人それぞれ、愛の原型があり、それが大人になってからも、様々な形で影響を与える。5年前につとめなれた会社を辞めて、福祉や社会教育の道に入ったのも、恐らくそうした影響があるのだろう。

 もうひとつ、自分のこころの防衛機制の問題が生き甲斐等に影を落とす側面もある。フロイトの14の防衛機制としての、補償などである。この場合、長期的にみると必ずしも良いことばかりでない。職業選択での難しい一面でもある。

 昨日は、アジサイを見たあと、友人と雑談をした。秋葉原の事件のことであったが、いつもは余り見ない報道番組を見たり、YouTubeで映像を確認したりした。愛の孤独に関わる悲しい話でもある。アジサイの季節であるというのに。

 そして、生き甲斐の心理学の普及のことを想った。

<日3/4>

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太陽を撮り、落胆感を解釈し直す!

2008-06-09 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 愛用の携帯カメラで太陽が撮れるか実験してみた。逆光モードがあり、写してみたのがこの写真である(昨日昼間)。想像以上に太陽の写真がとれ、正直驚いた。

 さて、太陽が夜空の星と同じような恒星の一つであり、天体観測の対象として、天体望遠鏡で黒点を観察したのは中学校に入ってからだ。中学校では地学部に入部し、結構楽しく遊んだ。

 特に文化祭のときは活躍の場であったが、この天体望遠鏡で黒点をみんなに見てもらおうと会場に苦労して運び展示した。ところが、展示場を一時離れていた隙に、接眼レンズの一つを盗まれてしまい、がっかりした経験がある。

 落胆感。落胆に太陽がなぜか結びついてしまった。

 確かに、この一か月不思議なことに、ものを無くしたりで落胆することがいくつかあった。生き甲斐の心理学の一つの学びとして、暗い感情を明るく解釈できるか試行錯誤するという鉄則がある。

 例えば、中学校の時のこの経験は、単に大切なレンズを盗られ損したという解釈を、中学生時代を楽しく過ごせた部活の一環と解釈をし直してみる。そうすると、暗い落胆感は、意外に消失する。

 落胆が太陽のように輝きだす。

<日2/4>

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