イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

秘密の時間、秘密の場所そして秘密の宝物!

2008-06-29 | 第七章「光と復活体」

 幼い頃の記憶は断片的で、殆ど消失しているようであるが、7歳の時のアラスカのシトカでの体験は、不思議なほど残っている。生き甲斐の心理学を勉強しているために、今まで、自分の感情の原型をそこに求めたり、成育史を追っかけて行ったりした。

 確かに、人格形成の軌跡の一端が見えたりする。ただ、フロイトから始まる現代の臨床心理学の100年の伝統では、大切な宝物を見失ってしまっているのではないかと、ふと思ったりする。いろいろ過去のことを穿っているより、例えばアラスカ・シトカの自然そのものが、自分にとって本当の宝物だったのではと思うことがある。

 YouTubeの存在を教えてもらい、シトカ関係の情報を探してみると、ABCニュースや個人の観光の記録、観光PRのために作られたのではと思うビデオ・・・様々な動画があった。

 現在は人口が10,000人を切る町であり、どのシトカを紹介している動画も、町の中心地である、赤い屋根の老人ホーム(銅像がありパイオニア・ハウスと呼ばれていた)、ロシア正教の聖ミカエル教会(1960年代に火事で焼失し立て直されている)、ホエール・ウォッチング(ハワイも有名であるが、アラスカも有名、幼い頃に父親と海岸から眺めた)、島が沢山見える海岸、山々・・・

 7歳の当時、小学校から家に帰宅する道の近くに、ちょっとした岩があり、秘密の宝物の隠せるところがあった。海岸で波に洗われ、摩耗し小石のようになったガラスの破片やきらきら光る安物の子供向け宝石などを密かに隠した。

 今の自分にとっては、秘密の宝物は、アラスカ・シトカの五感で感じた記憶なのであろうか?

<海2/4>

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