2002年の春、私は一年後にサラリーマン生活をやめ退職しようと心に誓った。そして、生き甲斐支援の心理学の勉強をしながら、一年かけてカウンセリングの8つの理論を勉強し、退職を固めるための自問自答の論文を書いた。
そして、予定通り、某日退職希望の電子メールを送った。決意はゆるぎないと思った。
私の退職の思いは、溯ること1996年のライフプラン研修の4日間による。キャリアの棚卸し、資金計画、生き甲斐の創出などをまじめに系統的に考えた。
当時は、企業で培ったキャリアを生かし、そのキャリアパス上で仕事をしたいと考えていた。その後、さまざまな経過があり、人のケアに関する仕事を、残りの人生でやりたいと思うようになった。
そんな私であったが、実際に蓋をあけてみると、さまざまな予想外の反対意見等があり、動揺した。思わず錯乱して、退職を取り消そうと行動をしたことがあった。たまたま、その方が不在で当初の計画通りに事が運んだのが実情だ。
私は、意思決定でしているようで、本当は小さな存在。謙虚に謙虚にならなければと今では思う。
キャリアパスを使えば、経済的に有利だし、あるいはある意味で人の役にたつかもしれない。ただ、自分の本音に忠実に生きれない場合は、キャリアパスを無視するのもあってよいのではと思う。
生き甲斐の心理学の普及、人のケアに関わる仕事をこの4年間してきたが、オロオロすることはあっても、後悔はしていない。
人気blogランキングへ <- 1クリック応援お願いしますね!
(アカツメグサの野原)