イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

白梅に気がつかない人!

2007-02-13 | 第一章「意識と知覚」

桜のように華々しくないが、地の塩のように公園の一角で咲いている一本の白梅は、なんともいえない勇気を与えてくれる。

人間忙しいと、こころを亡くし、小さな幸せにこころを配ることを忘れてしまいがちになる。仕事にこころを100%奪われたり、悩みにこころを100%奪われたりする。大きな事業をするため、大きな恵みをいただくため・・。

自戒をこめて、1%でもいいから何かにちょっとした幸福を感じて、感謝するひと時を持ちたい。白梅に気づかず、道をひたすら辿るだけでは寂しい。

ちょっと寄り道のようであり、忙しい中で無駄のようでありながら、実際に今ここで、小さいかもしれないが天国を垣間見ることは重要だと思う。

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こんこんと湧く泉のように・・・・・・・

2007-02-12 | 第一章「意識と知覚」

久しぶりに暖冬の公園を散策した。公園の一角にあった地味な噴水は、こんこんと湧く泉のようであった。水が綺麗であり、こころが洗われた。

水面の微かな波が、太陽の光を浴びて輝くように揺れるのは本当に心地が良い。

本日2月12日の読売新聞の朝刊に、「生きがいがない人は、ある人に比べ、病気などで死亡する割合は1.5倍に高まる。」という、東北大学医学部研究科の辻一郎教授の研究グループの調査結果が載っていた。

詳細は判らないが、生きがいを持つと免疫系に良い効果があるとのことである。

生きがい支援の心理学・カウンセリングを普及させるNPO法人CULLカリタスカウンセリング学会の方向性が正しいというひとつの証になるかもしれない。

生き甲斐を持ち、小さな幸せを感じて日々を感謝しつつ送ること、人間に与えられた命の秘密のひとつかもしれない。

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イチゴ疑惑!

2007-02-11 | 第一章「意識と知覚」

ベランダのイチゴがそろそろ食べごろになったとき、立て続けに何者かに食べられてしまった。家族で楽しみにしていただけに、何者が食べたのか、イチゴ疑惑が起こった。

時々飛んでくる、カラスなどの鳥が一番怪しかったが、室内犬のNちゃんまで疑惑の渦の中に取り込まれた。

残念さに、妻がおいしいイチゴを買ってきて、皆で食べた。でも、どこか寂しいものであった。

今度は、飛んでくるカラスに判らないように、ポリ袋を掛けたりし、昨日、2粒を家族(Nちゃんも)で分け合って食べた。しかし、まだ熟しきっておらず酸っぱかった。カラスに食べられるより・・と思いつつ、心残りであった。

疑惑感!家族の一体感や組織での一体感を脅かす感情である。家族とは何か、組織とは何かを問い直すいい機会なのに、誰かスケープゴートを作りがちである。

もっと自律的に、イチゴ、春の恵みを楽しもう!

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谷を下る道を見ながら・・・・・

2007-02-10 | 第一章「意識と知覚」

死者のことを想う日々が続いている。身内の者の知人が自殺をしたこと。私の知人が亡くなったこと。そんなことで、何か落ち着かない日々が過ぎていく。

死というものを実感したのはいつのことであろうか。3歳ごろに飼いはじめた秋田犬が、中学生の冬に犬小屋で死んだときは、最後の力で外に出ようとするのを抑えていただけにショックであった。

高校1年のときに、隣の家に住んでいた祖父が未明に無くなったときは、夢でうなされて、祖父の魂が去っていくことを感じた。今から考えると事実かどうかは判らないが、不思議な体験であった。

祖父の思い出といえば、亡くなる数ヶ月前に街の酒屋のおじいさんを家に呼び、楽しげに酒を酌み交わしていたのを思い出す。昔話でもしていたのだろうか、街の神社の御神輿の話でもしていたのか想像すると楽しい。

亡くなる数日前には、綺麗なこの世とは思えないものが見えると言っていた。祖父のことだから、嘘ではない気がする。

ちょっとそこまで・・・谷を下る道を辿るように、人は亡くなるのだと思う。

きっと天国にいると思う。

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便利な自動販売機に想うこと!

2007-02-09 | 第一章「意識と知覚」

日本には自動販売機が558万台あるという(2005年12月現在日本自動販売機工業会調べ)。日本の世帯数は5000万世帯弱といわれているので、10世帯に1台以上の自動販売機がある計算となる。恐らく、世界でトップクラスの使用率ではないか。

中でも写真の清涼飲料数を販売している自動販売機は、200万台を超えているそうである。外に出かけて、自販機を見ない日はないようにも思う。

いつでもどこでも、必要なときに便利に買える。そして、販売の手間とコストも人手よりかからない。

単純な人手による作業を機械化し効率を上げること。これは一般に正しいこととして考えられてきたと思う。私も、長い間効率を追って仕事をしてきた。

私が若いころ、コンピュータの営業で、ある研究所にセールスに行ったことがある。

研究者の方の実験作業の機械化がテーマで、「単純な作業は機械に任せ、創造的な仕事にもっと時間をさくことができます。」こんなことを、若気の至りで話した時。「創造的なことはしんどいので・・・単純作業も結構いいものです。」と担当者にしみじみ言われた。何故かそのことを最近よく思い出す。

世の中がギスギスしてくる中、そして自分も50代半ばになった今、人間と機械の関係をもっと考える必要があると思いはじめている。

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