イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

黄色は愛の色かもしれない!

2007-02-08 | 第一章「意識と知覚」

人それぞれ、好きな色があると思う。もちろん身に着けるときに好きな色、見て楽しむ色などあるだろう。

私にとって、黄色は明るい感情を引き起こすきっかけになったりする不思議な色である。自由に絵を書き出すと、どうも黄色を多用してしまう。これは小学校のころからである。

黄色で思い出すのは、異文化に触れた7歳のときの米国アラスカ、シトカの思い出である。住んでいた家が黄色のペンキで塗った家であった。父も、祖父も建築家であったこともあり、黄色い家というのは不思議に意識に昇る。

もうひとつは、雨の多いシトカの小学校で学んでいたとき、雨が降り始めて母が黄色いビニールのレインコートをもってきてくれたことである。小雨ぐらいで、子供の雨具を親が持ってくることのないアラスカで、母は「他に誰も迎いに来ないのね。」と言いつつもって来てくれた。

「幸せの黄色いハンカチ」という映画があったが、私にとって黄色は愛の色かもしれない。

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(写真は黄色いパンジー)


冬の鉄塔と送電線ウオッチング!

2007-02-07 | 第一章「意識と知覚」

郊外に暮らすようになって、鉄塔と送電線を見る機会が多くなった。ただ、その存在感はなんといっても冬である。

木々が葉を落としている寒々とした風景の中で、鉄塔が聳え立つ光景は、頼もしい感じさえする。

そして送電線で手を繋ぎ、貴重な電気を送る姿で、なんとなく心が暖まる。

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冬の水を感じるとき!

2007-02-06 | 第一章「意識と知覚」

朝起きて顔を洗う。この繰り返しをどの位繰り返しただろう。

幼かった時、冬の洗面の水は、それこそ凍るような水であった。冷たい水は自分とは異質の存在であり、顔を洗う効果に目を覚ます効果が充分あった。

いつのまにか、豊かになり、家の水道水も瞬間湯沸かし器がついたりで、冷たい水を感じる機会が減った。そして、今や洗面の水は快適さ故に存在感を無くし、自分の一部になったようだ。

豊かさ故に、知覚し体感する機会が減り存在感が無くなったことは他にも多い。周りを見ても、冬に相応しい快適な衣服。都会では食事も飲み物も、いつでもどこでもできる。トイレも快適、寝るのも快適。選択できる情報も快適。

そして、快適さ故に、知らず知らず自然にも他人にも傲慢になってきているかもしれない。

爽やかな朝、冷たい水に触れると何かが観えてくる。

冬の水佇み見たる美しき (後藤夜半 現代俳句歳時記(角川春樹)編)

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忘れないでと囁いていること

2007-02-05 | 第一章「意識と知覚」

人には不思議な盲点があり、他人が容易に気づき注意しているのに、本人がなかなか気がつかないことがある。

私が人から注意されても、自分で体感し納得しなければ「うわのそら」で終わる。あるいは、否定することもある。それは、とても重要なこころの仕組みである。

ただ、不思議なことに、意外な指摘を受けたことの中には、いくつかのイメージを伴ない記憶の中に沈殿しているものがある。忘れな草のように、forget me notと囁きながら沈殿している。

そして、ある日、理解できなかった昔の出来事が体感を伴って理解されることがある。50年前の少年のころの出来事、私は本当は謝りたかったのだとか。あるいは、5年前の謎の行き違いの真相が、忽然と納得できるなど。

ベランダの忘れな草が、随分元気に咲き出している。騎士が彼女のために岸辺で忘れな草を摘み、そして誤ってドナウ川の急流に飲み込まれる間際、彼女に投げた忘れな草。

今日は何を語ろうとしているのだろう。

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遠い雪化粧の山々を観る楽しみ!

2007-02-04 | 第一章「意識と知覚」

晴れた日には、遠い丹沢方面の雪化粧をした山々が見える。近くの里山の向こうに、遠くの神々しい山々を見るのは爽やかである。

私は、就職してから32年間、営業やマーケティング、そして最近は福祉やカウンセリングの教育事業をしてきた。考えてみれば人間関係の仕事が多かったように思う。そして、それは楽しいこともあるが、嫌なこともあった。

本音では嫌いな方、怖い方ともお話をしたり関わらなければならないのは、結構辛い。

晴れた日に、垣間見ることのできる遠い山々。人間を大切にしたいという思いを、励ましてくれるようである。

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