幼いころ祖父は会社から帰ると、私を肩車に乗せた。「ゴンゴロ坊主だよ、ゴンゴロ坊主だよ」と祖父が言いながら部屋を何回か歩き回り、最後にぐるぐる回して降ろす。
普段の視線と異なる、大人の視線のスリルになんともいえないものを感じた。ゴンゴロ坊主とはなにかと、Googleで検索したが、ゴンゴー(妖怪、河童?)はあってもゴンゴロは無かった。だが、恐らく先祖代々伝わる民話的な要素があるようだ。
目線!写真は20cm, 60cm, 140cmの高さで縫いぐるみのお人形等を写したものである。幼児、子供の目線と大人の目線はこんなにも違うのかと、改めて見直した。
小学校の同窓会に行ったとき、あるいは生まれ故郷に久しぶりに行き、街を通るときに感じる違和感は、子供のころの原風景と大人になってからの目線が異なるためかもしれない。
肩車に乗せられた時の楽しい思い出、楽しい体感、忘れられない!
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