イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

谷を下る道を見ながら・・・・・

2007-02-10 | 第一章「意識と知覚」

死者のことを想う日々が続いている。身内の者の知人が自殺をしたこと。私の知人が亡くなったこと。そんなことで、何か落ち着かない日々が過ぎていく。

死というものを実感したのはいつのことであろうか。3歳ごろに飼いはじめた秋田犬が、中学生の冬に犬小屋で死んだときは、最後の力で外に出ようとするのを抑えていただけにショックであった。

高校1年のときに、隣の家に住んでいた祖父が未明に無くなったときは、夢でうなされて、祖父の魂が去っていくことを感じた。今から考えると事実かどうかは判らないが、不思議な体験であった。

祖父の思い出といえば、亡くなる数ヶ月前に街の酒屋のおじいさんを家に呼び、楽しげに酒を酌み交わしていたのを思い出す。昔話でもしていたのだろうか、街の神社の御神輿の話でもしていたのか想像すると楽しい。

亡くなる数日前には、綺麗なこの世とは思えないものが見えると言っていた。祖父のことだから、嘘ではない気がする。

ちょっとそこまで・・・谷を下る道を辿るように、人は亡くなるのだと思う。

きっと天国にいると思う。

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