東日本大震災の中で、米軍の航空母艦からヘリで孤立化している地域に物資を届けてくれた米軍の活躍は印象的だった。友達作戦という名称が付けられ、この名前も忘れることができない。
テレビの映像が忘れられない。助けられたおばさん方が、感無量の中、米軍兵士と握手している姿はなんとも胸があつくなった。これは、日本の危機管理の弱さの起源はどうなんだろうと考えるきっかけにもなったが、それ以上に、数日前には全く繋がらない二人が感激の握手を取り交わす不思議さを味わった。
私ごとであるが、最近はインターネットの世界の爆発的な拡大もあり、いままでは信じられないようなバーチャルの世界で、親しい友達となるケースも出て来た。あるいは、FACEBOOKを通じて、今まで疎遠になっていた、知人との関係が、何とも不思議な復縁?もある。
友達は本当に人生の宝である。ただ、意外にも若い人など、信頼関係のある友達ができないと嘆く人もいる。
因みに、生き甲斐の心理学にはこころの防衛機制で、信頼関係のある関係が築けない問題をを取り上げている(生き甲斐の心理学 94ページ)。防衛機制の知性化と友達づくりは関係が深いようである。そのポイントを整理すると。
①本音で交際する
②秘密を守る
③好き嫌いを明確に言える
④思考、感情、行動が誠実
これは、友達に限らないかもしれないが、胸を手に当てて考えると、いろいろなことが思い浮かべられる。社会生活では本音が中々言えない局面もあるが、そうは言っても大切である。
あなたとわたし 1/10