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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

職業とマンネリ、と寅さん!(マンネリズムに陥らない 3/10)

2012-10-25 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 今朝は、自分の職業を振り返り、その中での恐ろしいマンネリズムを想っている。

 食べるための職業。好きで選んだ職業。統計的に薦められた職業。他人から向いているといわれた職業。幸福の条件として社会的に認められた職業。満たされない想いを埋めてくれる職業。

 そして、実際に職業に就く。そして経験して観えてくるもの観えなくなるもの。1年後、3年後、5年後、10年後、15年後・・・

 他人から観える自分もある。その道の達人の眼は厳しく、自分が観えないものを鋭く見抜く。達人でなくても、はだかの王様を見抜いた少年のような存在もある。

 私は、学生時代の後で民間の企業を選び、そして、何となく好きなマーケティング等の仕事に就いた。新鮮な経験もたくさんあったが、30年近く働いて満たされない想い故に退職し、キャリア開発の点では定石無視した福祉や心理学普及といった仕事に就いた。食べていくためのことも考えた。そして今に至っている。

 さて、職業人にとってのマンネリズム。成果が出ない。変化に対して防御的になる。そんなこともある。他人の眼も大事だが、自分の一回限りの人生なので自分の眼に写る自分も大事。

 その時に、恐ろしいのは、マンネリが意識化されないことである。湧くはずの倦怠感が見えない。何処かで空回りが起こり、堂々巡りしている自分。

 こういう時は、周りが気づきアドバイスを与えようとする。しかし、本人は何だか判らない。回答は本人が自分の内に求め、探し当てるはずのものであり、きっかけの感情が必要だ。

 自分の経験であるが、好きな仕事とか自分の傾向(実は表面的)と職業がマッチングしている時が一番怖い。自分の自己概念と防衛機制が真実の眼を曇らせる(知性化、補償など)。そして、職業人としての成長を阻害していく。

 別に心理学用語を使わなくても、自惚れ、卑下など、自己肯定・他者否定、自己否定・他者肯定の傾向に警鐘を与えてもらうのは大事である。自惚れてないか。変に卑下してないか。こういう自問自答は、自ずと理想と現実の捉え方に焦点をあて、思索することに繋がる。この勉強をして、最近心掛けているのは、自惚れと卑下の感情の探知だ。

 理想と現実の差はストレス曲線という感情。本来は自分が真っ先に気付くはずなのに、気付きにくくなる。自分の成果物。その時々の理想。理屈ではなく、感情豊かに反省してみる。そして、ストレスを感じ始める時には何かが見えてきている。

 ここまで、書いて、何故か寅さん映画のことが浮かんできた。基本的な登場人物と職業は決まっている(社長、坊主、主婦、工員・・・)が、寅さんは、いつも旅行をしたり、仕事もテキヤで軽い!その軽さの中で、普通の人が観にくくなっているものを観。世の中が適度に混乱する。この軽さがとても大事なのだろう。

『職業も まじめ過ぎては いけません 寅さん映画 テキヤの軽さ』

  マンネリズムに陥らない 3/10

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