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縄文時代に2000年続いた石棒祭儀、と愛・・今も縄文時代も (9/10 らせん状に幸福へ)

2022-03-02 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

写真は東京都の田端遺跡の石棒(レプリカ)と思われる写真。田端遺跡は縄文後晩期の遺跡だが大きな石棒なので縄文中期に作られた石棒かもしれない。こうした石棒と石皿や丸石を使った祭儀が縄文中期から後晩期。少なくとも2000年くらい祭儀が行われ続けたようだ。こうした祭儀は縄文時代の宗教と深く関係していたと思われるが、一般には余りにクールに子孫繁栄を祈る祭儀と言われている。

しかし、本当にそうなのだろうか。現代の伝統宗教の中でもユダヤ教やキリスト教の旧約聖書には男女の美しい性を隠喩として神と人の密接な愛を思わせる有名な雅歌がある。仏教でも理趣経がある。男女の性は即物的な子孫繁栄ということだけではなく人間存在の根幹に迫る愛とか慈悲と関わるようだ。

日本に文字が導入され、美しい男女の愛も表現されている8世紀の万葉集。平安時代には世界に先駆けた長編小説源氏物語が登場する。そんな流れを考えると、縄文時代の石棒文化が愛や慈愛を基盤とした高度な縄文宗教の反映ではないかと想像してしまう。

昨晩は田端遺跡と同時期の多摩市の新堂遺跡周辺の散歩をした。大栗川下流域のこの遺跡周辺には多摩市や日野市の有名な遺跡も多い。祖先の魂は今のウクライナ情勢をどのように感じているのだろうか。

今日はキリスト教では枝の主日。そして復活祭の前の40日の祈りの季節の始まり。

9/10 らせん状に幸福へ

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