イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

祖先の役割遂行を考える、妄想する!(旅と真善美① 3/10)

2013-08-30 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 今日は、朝から妄想している。

 約6万年位前に、現世人類はアフリカを幼児を含め150人くらいの規模で、東アフリカから、バブ・エル・マンデブ海峡から紅海を渡りアラビア半島南西部に到着する(この学説は海外で起こり、かなり認められているようだ)。そして、それから世界中に現世人類は拡散し、現在の70億人の世界を築くのである。

 Googleで、マンデブ海峡あたりを調べると、当時はもっと海面が下で海を実際に渡るところは少なかったかもしれないが、何とも不思議な気がする。アフリカからアラビアなので、恐らく東、太陽の方向に向かって船出をしたに違いない。

 この祖先は、恐らく数千世代前の私たちの祖先なのであるが、10~20万年前に現世人類が誕生し、そのとき以来殆ど脳の構造は変わっていないとする学説もある。実際に五万年前という本では、衣服を着、一つの言語を話、宗教を信じていたと推定している。もちろん、この時代は狩猟採取民族だったのだろう。

 150人のグループが海峡を渡る。それは、恐らく前代未聞(他のネアンデルタール人などは先行したかもしれないが)であり、集団のアイデンティティを中心に各構成員が確かな現実吟味力がなければ達成できない事業だ。各自がきちっとした役割分担をしてはじめてできる。

 役割分担はアイデンティティと表裏である。おせっかいにならず、逃げたり怠けたりすることなく、淡々と無名の祖先たちが役割を分担成就したに違いない。

 さて、思い出すのが先日の奈良旅行。150名より小さな集団である我がNPOの事業であったが、何とも楽しい旅であった。役割分担も誰が何をやったかも判らないくらい、せいせいと進んだようだ。まあ、マンデブ海峡を渡った共通の祖先を持つのだから当たり前かもしれない。

旅と真善美① 3/10

人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています!