最近の旅は、実に楽しい旅が多い。人生の後半で、こういう旅ができるのは本当に幸せである。
ただ、思い起こせば、旅先で喧嘩したりで、「楽しいはずの旅がなぜ?」という経験もしてきた。
一人旅ならともかく、何人かで旅行するとなると、この問題は起こるようだ。もう死語だが成田離婚などは最たるものだ。
さて、旅とは直接関係ないが、心理学の勉強も同じようなところがある。生き甲斐の心理学を学んでいくと、現代世界の8つの理論の流れを勉強する。
精神分析理論。ロジャースの自己理論。行動理論。特性・因子理論。実存主義的理論。論理療法。ゲシュタルト療法。交流分析だ。どれも学ぶ価値のある理論だと思う。しかし、U先生によると理論との相性を意識すべきだという。相性の悪い理論を学ぶとよくないということもあるようだ。
相性をどのように見るかは研究する価値があるが、自己肯定・他者肯定のスタンスがとりやすいという観点をU先生から学んだが、実に分かりやすくて便利だ。
理論の中には、例えば他者否定・自己肯定になりがちな理論(それを教える方の問題もあるが)もある。そのあたりを見極め、そういう傾向を引き起こしそうな勉強は避けるべきだろう。精神的にまいってしまう。心理学系の勉強会にも、いろいろあるので、充分確認してから参加したほうが良いようだ。
楽しい旅、楽しい心理学。どちらも、自己肯定・他者肯定(賛同でなく共感でいいが)のスタンスが大切。
ひびきあう旅② 8/10