イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人との絆をどう考えるか!(ひびきあう旅② 9/10)

2013-08-02 | 第五章「和解と平和」

 昨日は、A先生の太極拳の練習のあとで仲間と楽しい暑気払いランチ!9名の皆さんが楽しく食べ飲み、語らった。

 今朝、昨日のことを考えてニヤニヤしていたが、ふと考えると、A先生も含めて知り合いになったのは殆どの方が最近の2-3年。縁(つながり)は不思議だなと思う。

 この縁(つながり)により、主客が完全に分離できない何かが発生する。かつて、トラさん映画で、満員電車の中でおならする寅さんが、あかの他人の前では恥ずかしいことはない。と哲学的なことを言っていて、感心したことを思い出す。縁(つながり)があると具体的にも何かが変わる。

 この縁(つながり)はここちよい社会のきずなとなったりするが、一方、マイナスに作用することもある。へんな我慢をして自己否定的になったり、他人を傷つけたりもすることもあるようだ。

 日本は縄文時代から、このつながりを大事にした文化を長い時間を経て作りこんできたようだ。これは甘えの構造とか言われて、時に揶揄されるが、私は、それゆえに日本の文化が好きである(最近、グローバリゼーションのために希薄化してきて、ちょっと寂しい)。

 ただ、心理学的には、ロジャースを引き合いに出すまでもなく。自分と他人の間には乗り越えられない壁があることを大事にしたい。自分の問題は、何といっても自分の中にあり、他人の中にはないとか。「個人はすべて、自分が中心であるところの、絶え間なく変化している経験の世界に存在する。」という現象学的事実を忘れてはならないと思う。

 親しい人との旅をより楽しくするためにも、この自分は自分という視点を心のどこかに留めるとずいぶん違うようだ。

 ひびきあう旅② 9/10

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