ブログ用に写真を撮り続けて、もう6年になる。数えてみると、ブログに使わなかった写真を含め6000枚を越した。
その殆どは、さまざまな風景や花、小鳥や動物。人が写っていないのが99%である。こんな写真ばかりとっていると何か人間嫌いになったようであるが、そうではない。
個人情報とか、そういう世の中の縛りがあるので、ブログに掲載するため人を撮ることを避けたのが始まりであった。しかし、写真を撮るうちに、人が不在の写真に何か深い意味を感じるようになってきたようだ。
写真に興味が湧いてくると、時々他人の撮った写真を見ることも多くなってくる。そして、ある日津波の傷跡が生々しいガレキの中で自然に咲いているいるヒマワリの写真を見たとき、なんとも言えない感じが襲った。
ヒトが居ても居なくても、地球は46億年回り続け、これからも、ヒトが居ても居なくても回り続けるだろう。やがて、その地球も太陽とともに使命を終えて終末を迎える時もくる。
これは絶望とは違う感覚である。むしろ知恵あるいは忠誠心と言ってよいかもしれない。地球への忠誠心なのかな。当たり前のようで、当たり前でない地球。
忠誠心 8/10