生き甲斐の心理学を学んで、不思議な現象であるが、親密な関係を危険なものとして無意識に避ける傾向というものを学んだ。
幼い頃などに、親しい人を突然失ったりすると、こころの深層の中に、親しくなると突然喪失するという恐怖が残り、親密さを恐れる傾向が出てくるということである。
生き甲斐の心理学で、そのことを学んだ当初は、自分にはあまり関係ないな、と思っていたが、学んでいるうちに、人ごとではなく自分にもそういった傾向が潜伏していることに気づいた。
親密さは、多くの人の生涯の課題でもあるが、こうした傾向はこころの深層の問題でもあり、この現象を学んで知っているかいないかで、大きく違う。そして、何らかの事件などで異常な傾向が出始めた時、心を許せる人との語り合いの中で、気づきを得て、この異常な傾向を克服することができる。
感情や思考について語らっているうちに、ちょっと変だよと気付かせてくれる人は本当に宝である。
昔は、近所にやさしいおじさんやおばさんがいて、相談にのってくれたが、最近はどうだろうか?生き甲斐の心理学を学んだ、暮らしの中のカウンセラーが身近にいる社会になればと思う。
<親密さ3/4>
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