欧米では、物事を分析的に考えることが多い。
人間に関しても、WHO(世界保健機構)は4つの要素で考えているようだ。身体的、心理的、社会的、スピリチュアル(霊的)。そして、「生き甲斐の心理学」も、人間は身体、心(成育史からなる)、魂の三つの要素からなると仮定している。
例えば愛の孤独を考える場合、身体からくる愛の孤独、心(生育史からなる)からくる愛の孤独、魂からくる愛の孤独と分析的に考える。
さて、昨日はキリスト教の復活祭に続く聖週間で、聖金曜日に当たりキリストの受難に想いをはせる日であった。そしてNHK教育テレビでは、聖金曜日とバッハの命日ということなのだろうか、ヨハネ受難曲を全曲放映し、素晴らしい音楽を堪能することができた。
受難について想いをはせると、やはり自分の業や罪を考えざるをえない。また、最近亡くなった知人・恩人を想ったりする。そんな自分の存在の深部に触れるような孤独を、魂の孤独というならば、それに優しく触れてくれるバッハの音楽であった。
感動は奥深いものであった。苦しみを通してしか観えない真善美もある。
<愛の多様性4/4>
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