南野信吾追悼 ShingoMinamino“Pure”Night

6月10日の新宿ロフトは美しかったな。
心を込めて鳴らされた音楽が姿を現したような空間だった。
お集まりいただいたみなさん、
会場には来られなくともチケットを買ってくれたみなさん、
遠くから応援してくれたみなさん、
ありがとうございました。



この日は4つのバンドでステージに立ちました。

まずはSwinging Popsicle。
この日は２人のドラマーを迎えての演奏。



我が盟友の溝渕ケンイチロウが広島に戻ることになりました。
数々のポプシのライブでともにグルーヴしてきた彼との
在京ラストライブということになります。
僕らは今までとこれからを確かめるように１小節ずつを刻みました。
ケンイチロウくんとはこれで最後ではなくて
またどこかで必ず一緒に音を鳴らすだろうなと思えるステージでした。
これからもよろしく！



そしてラストの曲では
高橋先輩を迎えて
古くから南野くんと付き合いのあった僕と先輩のリズム隊で
彼の好きだった『I just wanna kiss you』を捧げました。
先輩の心のこもったドラムには
たった１曲だけだったけど胸が熱くなりました。



次のステージは
高橋まことバンド。
BOØWYの代表曲を本物と一緒にやらせていただくありがたき幸せ。
高校生の頃に何度も演奏した曲と共に
音楽を始めた頃の気持ちをしっかりと思い出しながら
魂を込めてダウンピッキングしました。

VERTUEUX(ヴェルトゥー)のボーカル
KEN1さんとは初めて一緒に音を出せて
念願かなってシビレました。



そして
20年ぶりに一緒に演奏しましたBL. WALTZ。
ポプシのデビュー前に
この先輩達に多くのことを教えてもらいました。
20年経ってまた一緒に演奏するとは思ってもみませんでしたが
そこに音楽があると
時を越えるコミュニケーションが生まれて
言葉はなくともお互いをわかりあえる瞬間に満ちあふれて幸せでした。



最後に4-STiCKS。
僕は南野くんの声を預かり
ベースではなくマニュピレーターとして参加。
いろんな想いが湧き起こったけど
南野くんと一緒に演奏できているような楽しさに包まれて
メンバーたちと笑い合えました。

そしてこの日急遽
4-STiCKSのデモ曲『LOVE SONG』を発売しました。
発掘されたマルチテープを預かって
僕なりに心をこめてミックスをやらせていただきました。
アーティストとしてはデモ音源を発売されるのは
もしかしたら少し抵抗があるかと思いましたが、
その歌の中にしっかりと南野くんを感じられるステキなテイクだったので
「あ～、全然いいっすよ！」
なんて言って彼も了承してくれている気がします。笑
このCDの売り上げは全てご遺族のかたにお渡しいたしました。

彼が亡くなって３年、
やっと裁判が始まりました。
ご遺族にとってはこれからです。
ご支援のほどよろしくお願いいたします。

http://minamino-shingo.com