大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

ヨーロッパ大陸・2005改2-11

2008-10-15 20:55:06 | マップレビュー(新戦略モード記事)


66ターン目~70ターン目
ロシア戦線左翼方面
今回は方針を変えてMLRSを戦車4部隊のすぐ後ろを移動させるようにしています。その結果、MLRS*2の射撃チャンスが増え、ケーニヒスベルグ攻防戦では山岳部に陣地を構築し、毎ターン敵部隊に射撃し続けています。以前は射撃チャンスの不足に泣いていましたが、今回は弾薬の不足に困っているような状態です。
これからはMLRSも積極的に前線に出していくことにします。ただ、防御力はなきに等しい車両なので制空権をしっかり握り、電子戦機で索敵を妨害して発見されないような環境を整えることも活躍させるには重要みたいです。

66ターン目、ケーニヒスベルグまであと4ヘックス。67ターン目、海軍基地、大都市、陸軍基地を占領してケーニヒスベルグの基地機能のほぼ全てを奪取。ケーニヒスベルグ攻防をこれで勝利は決定したも同然でしょう。同時に、グダニスクを攻めていた増援1個旅団と戦線維持用1個旅団はベルリンにとって返してこれまでの損害の補充を始めます。ただ、ケーニヒスベルグとワルシャワの間を防衛するために戦車*4とAS-90*2を抽出してそれのみは戦場に残しておきますが。
ケーニヒスベルグ攻防の主力となった1個旅団は、ビリニュスに向かってさらなる進軍。この攻撃はビリニュスの部隊がミンスクへ増援として向かわないように、という目的もあるのでかなり重要な作戦となると思います。ただ、68ターン目、ビリニュスに偵察部隊を突っ込ませたところ、部隊がほとんどいませんでした。これを持ってビリニュスは手薄だ、とは言い切れませんが、ケーニヒスベルグ攻防に援軍を出した結果、ビリニュス自体に部隊は少なくなった、とは考えることができます。とすれば、今目の前にいる部隊を撃破すればビリニュスへの障害はほとんどなくなる、ということ。ならこんな艦砲射撃におびえなきゃいけない環境で補充する必要何かありません。補充が終わった部隊からビリニュスに進軍します。


ケーニヒスベルグ攻防戦からは貴重な戦訓がいろいろと得られました。
まず、MLRSの使い方。MLRSは攻撃されると脆い部隊ですが、電子戦機で索敵妨害をできれば、損害を受けずに最前線付近まで行って継続して射撃できることがわかりました。この作戦では戦車隊より前の丘陵などに進んで射撃する場面も何度か出てきて、かなりの活躍をしてくれました。
次に、電子戦機の大量投入。1部隊、2部隊だのの少数で投入すると撃墜された時にSAM、AAMによる被害が増えたりしてしまいますが、6部隊くらい一気に投入して、目標となる部隊と障害となる部隊すべてが索敵不能な状態になるようにするとそういった危険性はまずなくなります。上のMLRSの利用にも電子戦機は効果的ですし、次からの作戦には電子戦機は3部隊以上つけておくようにすると楽になるかも。
それから、遠隔地での戦闘方法。これは前の記事に書いたので詳細は省略するとします。
最後に、対艦攻撃時における疲労度の利用方法。たとえ撃沈できないような攻撃力の攻撃でも、それによって疲労度はたまりますから、攻撃を繰り返せば一時的にではあっても無力化できるわけです(もちろん疲労度ルールありのとき)。これはイージス艦攻撃に応用できるかも。
あとは、偵察の重要性の再確認。何せ今回偵察機がビリニュスまで近づいていなかったら、ビリニュスには敵部隊は少ないんじゃないか、という願望で作戦を進めるところでした。この戦場においてはリエバヤのあたりから偵察機を侵入させれば十分ビリニュスの偵察も可能だったんですよね。グダニスク南東経由のルートにこだわりすぎてました。

今回はいつも以上に戦訓を得られるマップです。COMの思考がパワーアップしたこともそうですし、こちらのほうでも師団編成の変更をして迂回戦術その他に適応できるような編成としたのも原因なのかもしれません。
戦術面での進化は選択肢が増えてやってて楽しくなるし、HP更新のネタもできるし、一石二鳥です。これからもこういう発見があるといいのですが。
ロシア戦線右翼方面
66ターン目に先鋒がワルシャワ側面に到達。あと2ターンあればミンスクへと先遣部隊全軍が突入することができます。現状を見るに一番危険な敵はワルシャワ周辺にいる自走砲と考え、これらを中心にヘリで攻撃して先遣部隊の安全を確保することにしました。
あと2ターン、69ターン目まで耐えしのげれば作戦の成功はほぼ確実となります。そこまで行ったら、あとの問題はビリニュスの部隊がミンスクへ増援としてくる前にミンスクの陸軍、空軍基地を稼働させられるか? この1点のみとなるはずです。依然ワルシャワにいる部隊はワルシャワにとどまって防御を続けていますから、ワルシャワにいる部隊のことは考えなくても問題ないです。
しかし、ことここに至ってはCOMにとって最善の選択肢はワルシャワを死守することじゃなくて、まだロシア軍勢力下にあるビリニュスに脱出してそこで防戦に入る or 一気に撤退してリガへと脱出することでしょうに、3.0の思考ルーチンはやっぱり包囲されそうな時の対応がまだまだ弱い部分みたいですね。スターリングラードでのドイツ軍を見ているようです。後でSSAにメール送ろうかな。

70ターン目にミンスクの空軍基地1つを占領。後20ヘックス両翼部隊が進めば包囲網は完成、という状況まで進みました。
ロシア戦線その他の方面
66ターン目、ウッジを占領、補給路も通しました。ワルシャワ前面での戦闘の勝敗は決したといっていいでしょう。
敵の視点から考えてみると、たぶん制空権を失ったのが痛かったんでしょうね。戦闘機が上空に来ることによる被害(=我が軍が撃破した部隊数)も大きいでしょうし、それらを撃墜しようと前線に向かった対空車両が戦車によって撃破される、という点での影響も大きかったのでしょう。さらに、ポズナン、ホズワの陥落によって戦線がL字型になったことも戦線の維持にはマイナス要因になったんだと思います。2方向から攻め込まれる形になりますからね。
他にも混戦となり多数そろえていた自走ロケットが使えない(味方へもダメージを与えるから)状態になったことなど、いくつかの要因が重なってのウッジ陥落なんでしょうが、大きな理由はこの2つだと思います。

このあとはウッジの陸軍基地を拠点にワルシャワへの圧力を強めていきます。ワルシャワ前面まで進出するとウィーンからのF-35Bの移動が楽になるので、これはそれなりに重要な作戦です。ただ、ワルシャワまではいかないつもりです。ワルシャワに入ることは十二分に可能ですが、敵砲兵の射撃によって損害が大きくなりすぎるでしょうし。

対ロシア戦線、というのにはちょっと違う気がしますが、弾道弾について。最近ブリテン島やアイスランドを狙ってくるようになりました。首都破壊ルールはなしなので、首都から港につながる補給線(ここを断たれるとすべての都市に対する補給線が切れる)を破壊しないのであれば放っておいても別に大丈夫なんですけど、どういう判断のもとの変更なんでしょうか? ちょっと気になります。
対イタリア戦線
残念ながら夜明け前に攻撃開始位置につくことはできませんでした。そのため、攻撃予定が多少狂いましたが大した問題ではありません。むしろ、イタリアの沿岸までトルコ軍がいてそちらにも注意を払わねばいけないことのほうが問題です。
しかし、2,3のトルコ軍がいたところで大した影響はないわけで、予定通りローマを攻撃して68ターン目にはイタリアを占領しました。

イタリア対策には2個師団(1個師団は2個旅団編成←ロシア戦線へ増援としで1個旅団出したから)を使っていて、これが持ち駒として使えるようになりました。しかし、トルコを抑えるのにもさらにあと1個師団必要なので、本当にフリーで使えるのは1個師団ですが。
対スペインに使っていた一個師団を対トルコに投入し、もう1個師団をベルリン方面へ移動させます。
対トルコ戦線
そろそろ攻撃に出ないとちょっとまずい感じになってきました。70ターン目になると対ロシア戦線ではF-35が余り始めているので、いらないF-35をこちらに回して攻撃準備を整えることにします。
軍資金 266501301340670819
相 場 75%84%70%70%70%
生産部隊
E-3 セントリー*1(66ターン目)
センチネルR.1*1(66ターン目)
ニムロッドR-1*4(66ターン目)
トライスターK1*2(66ターン目)
F-35A ライトニング*4(66ターン目)
F-35B ライトニング*4(66ターン目)
ニムロッドR-1*1(67ターン目)
特殊部隊*2(67ターン目)
トライスターK1*2(68ターン目)
E-3 セントリー*1(68ターン目)
センチネルR.1*1(68ターン目)
E-3 セントリー*1(69ターン目)
センチネルR.1*1(69ターン目)
スイフトシュア*2(69ターン目)
Type-45 デアリング*1(70ターン目)
スイフトシュア*2(70ターン目)

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2 コメント

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浸透戦術ですか~ (LAH)
2008-10-22 13:35:18
敵の防御上の弱い地点を突破して敵に包囲される危険性も無視してひたすら突進して敵を混乱させる。WWⅠでドイツ軍が使ったようですが大戦略でも通用しそうですねぇ。ワルシャワを無視して後方のビリニュス、ミンスクへ進出。画像観ていて興奮しましたよ~。何も敵の一番抵抗の激しい所を攻め続ける必要はありませんよね。迂回して包囲後、無力化すればいい。流石包囲戦がお得意の勢多さんらしいですなぁ。私も学ばなくっちゃ。

最後にイタリア攻略おめでとうございます!次々と敵国を屈服させていく手腕は本当、凄いですねぇ。追いかけるのが大変です(笑)。今後も頑張って下さ~い。応援しちょります。

PS.電子戦機大量投入術、頂きました!仰るとおり数機では漏れる場合がありますものね。早速実践してみます♪
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Unknown (勢多)
2008-10-22 18:42:08
一応逆包囲される可能性っていうのは気にしていますけど、おおむねそんな感じの作戦でしたね。マップ規模が大きくなればなるほど進撃ルートも増え、どこかに付け入るスキがでてくるのでこの手の作戦は大きなマップほど使いやすいと思います。

抵抗の激しい所を正面から攻めていくのは戦果を確実にあげられ、リスクも少ないので収入で圧倒的に上回っている場合とかはこのほうがいいんでしょう。ただ、敵の大部隊を1部隊ずつ掃討していくというのは面倒くさくて、どうしてもリターンの大きい(リスクも大きい)包囲戦をやってみたくなるんです。終わった後の達成感もありますしね(作戦途中はいつ逆包囲されるかかなり怖いんですが)。

>>次々と敵国を屈服させていく
作戦開始からのターンを短くするために準備期間を多く取るので結果的に攻略終了までのターンは長くなることが多いんですがね。改1でもLAH様のほうが20ターンくらい早く終わらせていましたし・・・

応援ありがとうございます! 無駄なことも大量にしているマップレビューですが、これからもがんばりますよ~。

PS.電子戦機を地上部隊の上空につけると歩兵の対戦車ロケットの命中率が下がるという効果が実はあってですね・・・ 大量投入を今回行ったのはこれを期待してのものだったんです。結果としてMLRSが活躍し、航空機の損害が少なくなり、思った以上の効果をもたらしてくれました。
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