大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

ヨーロッパ大陸・2005改3-12

2009-05-21 19:15:58 | マップレビュー(新戦略モード記事)
61ターン目~65ターン目
対シリア戦線

61ターン目、錬度BのMiG-25*4部隊にキプロス上空のF-35Aが襲われ、2部隊が全滅してしまいました。シリア空軍の切り札ですなぁ、こいつら。登場が遅かったのは、今までバクダット攻撃部隊のほうに配備されていたのを、F-35A発見の報告を受けて地中海側に移動してきた、という事情からかもです。
F-35Aを追撃してアンタレア北東あたりまで出てきたところをF-16で攻撃して1部隊撃破しました。部隊はすぐに生産し直せても錬度Bまで上げるのはかなり大変でしょうから、これはシリア空軍にとってはかなりの痛手になるのではないでしょうか。

そういった戦闘を行っている間に地上部隊は順調に進軍してアダナ周辺に進出できました。しかし、アダナ周辺の敵部隊に見つかった次のターン、大量の敵機が海を越えてアダナへ移動を開始。ちょうどF-35Aの制空戦闘第2回目を行おうとしていたので、これらを使ってアダナ周辺に向かってくる敵機を迎撃することに。ヘリや攻撃機などろくに対空戦闘ができない兵器とF-35Aの戦いですので一方的に戦果をあげています。
そうしてアダナに向かう敵機をF-35Aなどで抑えている間に地上部隊はアダナへ突入。そのままマラトヤから南下する部隊と共同でアレッポを目指して進軍しています。


対ロシア戦線
サマラ戦線

前回居場所が不明といった敵偵察車ですが、仮設橋を使って側面に回り込んでいたようです。これが戦車とかだったら危なかったですね。まぁ偵察車ですし、索敵情報を送ってもらうために攻撃はしないで置きましょう。

上の画像でもある程度分かるとおり、前回から引き続き行っている陽動作戦は初めての試みの割にはかなり順調です。
62ターン目現在、サマラの北に布陣する部隊はT-80U*1、2S25*1、9A52 スメルチ*2、2S7 ピオーン*1、特殊部隊*1くらいとなっていました。当初15部隊近くに戦車がいたことを考えるとかなりの部隊を南へ引きずり出したと言えるのではないでしょうか。

敵部隊も少なくなってきましたし、そろそろ頃合いだろうということで62ターン目からカザンからの本攻撃を開始。陽動もうまくいってたし、かなり楽に勝利出来ると踏んでいたのですが、(まぁ楽には勝てましたけど)COMの行動に結構焦った作戦経過となりました。その分、現在ルーチンを相手取る時の注意点など、そういった戦訓もたくさん得られました。
作戦経過の前にまずは作戦概要の説明から。

62ターン目の敵状

行動時にわかりやすいよう部隊を大まかに区分しました。味方部隊についての解説は省略します。
・R-1部隊
アクチュビンスクから出撃して、B部隊を攻撃しに来ている部隊。今作戦で相手取る気はないので橋を破壊して無力化しました。
・R-2/R-3部隊
陽動に引っかかってくれたり、積極的に敵を求めて攻撃しに行ったりしたことでサマラ攻防戦には参戦しないと思われる部隊。包囲後周りにいる部隊を使って殲滅予定。
・R-4部隊
サマラを防衛している、または陽動に引っかかりはしたものの場合によっては戻ってくる可能性のあると思われる部隊。本攻撃ではこれを撃破してサマラを占領することが最初の目的となります。

作戦概要

B部隊が進撃して敵の注意を南に向けつつ、主攻を担当するA部隊が南下してサマラを占領する、というのが概要となります。
B部隊の進撃は、サマラ陥落後に敵部隊が逃げられないように逃げ道をふさぐ意図もあり、作戦発動前にやっておきたかったのですが、サマラに近づきすぎると危険なのでできませんでした。

作戦経過
B部隊は9部隊の攻撃ヘリと4,5部隊の戦車の火力を存分に生かし、5,6部隊の敵戦車隊を一気に突破して北上。A部隊も63ターン目にロシア軍に発見されて奇襲ではなく強襲になってしまったりしたものの、大した問題はなく南下。
2か所で戦線が破れたため敵戦力は最後まで2分され、有効な対策が打てなかったようです。少数で移動してくる敵部隊を順次撃退するだけでサマラまで進軍できました。これは陽動というよりは、どちらかと言えば2か所での同時突破がもたらした影響ですかね。


ただ、A部隊が63ターン目に発見されてしまったためでしょう、上画像のようにウファから戦車隊が西進してA部隊の背後を脅かす場所への進出を開始。敵が突破口を切り開くと同時に予備部隊が突破口の封鎖を狙う、見事な機動防御戦術です(上手くいけば)。

包囲するつもりが逆包囲されていた、という最悪の事態には陥りたくないのでD部隊から兵力を一部(レオパルド2*2など)引き抜いて防衛にあたらせました。
そして、一刻も早くサマラ駐留軍を撃破してウファからの部隊に備えなければ、と思い、64ターン目からサマラを狙える部隊全てで総攻撃を開始。64ターン目にサマラを占領し、その後も大量の敵部隊を撃破できています。65ターン目までにシズラニ以東の制圧はほぼ完了、サマラの占領と確保はほぼ確実なものとなったと言えるでしょう。

なお、結局次のターンこのウファからの部隊は進軍を停止し、大事には至りませんでした。何で停止したんでしょうね? 正直あの場面でさらに進軍してくるようだったらA部隊の進軍は停止してウファからの部隊を迎撃させようと考えていたのですが。ダンケルクでの失敗をさらに致命的にしたような感じのミスですなぁ。

上で書いたとおり、65ターン目にはある程度掃討が終わったので、カザン周辺から攻撃に参加させていた2個旅団を引き揚げさせることにします。最近、カザンへエカテリンブルクやチェリャビンスクで生産された部隊が向かってきていて、防衛がちょっと苦しい状況にあるのです。なるべく早く引き上げてそちらにしっかりとした防衛線を構築せねば。

今回の作戦について、気づいた点とか反省点
・気づいた点
1、基地防衛ルーチン有り(?)
陽動作戦中、2S7 ピオーン*1と歩兵*1がずっとサマラの建物の上から離れませんでした(移動もせず)。ただ、A部隊が北からサマラへ迫ると、A部隊の迎撃にこれら2部隊は移動しました。
もしかすると、程度ですが、今のCOMには全力出撃→その隙に空挺部隊などで基地を占領される、なんてことを防ぐことくらいはできる基地防衛ルーチンが入っているのかもです。

2、基地同士の連携
かつてワルシャワ包囲戦を行った時、キエフから救援部隊が来なかったことを上げ、"基地同士、部隊同士が連携して防衛戦を行う必要がある"的なことを書いた記憶があります。
それがある程度実現されています。今回の作戦では、ある基地を攻撃するとその他の基地が側面を脅かすように進軍してくる(たまたまそうなったのかもですが)ので、進軍を続けるべきかどうか迷うような場面も何度が出てきました(その一番危険そうな例が上にあげたウファ駐留部隊の側面進出)。

3、陽動作戦について
初めて陽動作戦というのをやってみたわけですが、うまく使えばかなり便利な戦術となると思います。陽動作戦によって敵の戦力の分散を図れること、敵の予備兵力を少なくできることの2つは今回の作戦で確認できました。防衛時、予備兵力は突破された後戦線の穴を埋めるのに使われるため、予備兵力を削れれば突破はやりやすくなるはずです。
ただ、今回の場合、敵は内線作戦の形をとって布陣していました。この場合、敵はこちら(外線作戦をとる側)よりもすばやく兵力を移動することができます。こういう場合は予備兵力を引き離したところですぐに戻ってくる可能性があるのであんまり意味はなかったかもです。こういう場合は多方向から同時攻撃することで戦力の分散を図る方が効率がよさそう。

・問題点
1、奇襲は電子戦機なしでは成り立たない
かなり根本的な問題ですね。しかしかなり重要です。電子戦機なしでは、COMは色々な方角へ偵察車を移動させているようで、たとえ陽動作戦で敵を基地から引き離していたとしても、奇襲は成り立たないようです。電子戦機ありでも奇襲はかなり難しいと思うので、奇襲よりも、強襲だがこちらの部隊規模の判断を誤らせる、ということに重点を置いたほうがよさそう。

2、側面の防衛をおろそかにし過ぎた
おかげで63ターン目のウファの部隊の突入には焦りました。SSA社が包囲対策で入れたのか、それとも他のために入れたのかは不明ですが、ともかくルーチンの中に入っているらしい第二梯団生産ルーチンがかなり鬱陶しいものとなっています。
今回の作戦から言えることは、攻撃時には2個旅団以上の部隊の連携が必須である、と言うことです。例えば、横陣を敷いて正面から攻め込む場合、左右の旅団との連携を保ち、相互に援護することで敵が側面を攻撃しようとするのを防ぐ必要があります。また、突破作戦時には、突破を狙う1個旅団のほかに、後ろにもう1個旅団を連れて行き、側面の援護と突破口の確保をする必要があります。そういうことをしなくて済むのは隘路とかの両翼を地形に任せられる場所のみのようです。
これはこれからの攻撃作戦において絶対に忘れてはいけない戦訓となるでしょうな。

3、役割分担の失敗
今までの画像を見ていただければお分かりになると思いますが、サマラはヴォルゴグラード、アティラウ、カザンなどに囲まれた、ロシア軍戦線の突出部でした。
こういう突出部を潰すためには、付け根2か所から攻撃して、包囲するのが基本でした(今になってみれば)。だとすれば、陽動を行うのは突出部の先にいる部隊で、主力となるのは付け根にいる部隊のはずです。
今回のように付け根にいる部隊(B部隊)が陽動を行うのは間違いだったわけですね。本来は敵部隊を包囲し、撃滅するのが主目的のはずが、サマラの陸軍基地を占領することを重視しすぎてしまいました。

・編成について
ちょっと前に編成を変えたばかりです。しかし、この編成は以前の(COMのルーチンが昔のときの)戦術をよりやりやすくするためのもので、昔のルーチン相手では十分な戦果を発揮できる編成なものの、今回のルーチン(第二梯団の生産、部隊の積極化…)に対応できるものではありません。
僕としてはそれらにも対応できる、と思っていたのですが、実際問題として対応できなかった以上、新しく考え直さねばいけないでしょう。新編成とそれに付随する戦術を一から考え直しはじめています。
COMの戦術はある程度ソ連の戦術に近いようなものがある気がします。そのため、それに対応して発展した戦術であるエアランドバトルを調べてそれを元にした新編成を作成する予定。それまでは今までの戦術と、正面攻撃で攻撃していくしかないでしょうな。
とりあえずサマラ攻撃が大体終了しました。参加部隊の損害は結構大きかったので、戦力再編時に新編成へ移行することに。新編成はもう考え終わり、再編を開始していますがそれについての記述はそのうち、再編が終わったら。

ワルシャワ、ビリニュス戦線

ケーニヒスベルグ、ワルシャワを占領中。ワルシャワの建物はもう物資もなくなり、抵抗する戦力もいない、という状況のようです。66ターン目から歩兵による占領を開始できると思います。ワルシャワを占領、そのままドイツ攻略作戦の準備に入りたいところです。その場合はベルリン、廃墟と化していますから復旧のために工作部隊たくさん用意しなきゃ。

なお、鹵獲兵器はMi-24*2とスメルチ*1のみ。見当はずれもいいとこですが、新米部隊が錬度C以上がほとんどの精鋭部隊に育ったことを考えるとまぁよしと言っていいのではないでしょうか。少なくとも、やった意味がなかったとは言い難いと思います。
なお、鹵獲兵器2種については、Mi-24は移動速度がちょっと遅いのが難点ですが、トルコ軍唯一の汎用ヘリとして機械化歩兵の援護に使えるし、スメルチは射程6とMLRSより長いのでこれを生かせばかなり使えるはずです。


対イ戦線
62ターン目に1個師団の編成完了、配置につき次第攻撃開始。とする予定だったのですが、基本編成の変更が決まったので65ターン目から再び再編成。
前までの編成を元にした編成なので手間はあんまりかからないと思います。次記事には多分攻撃を開始できるでしょう。


事前情報なしで攻撃するわけにもいかないので63ターン目にRF-4*12による大規模偵察を開始。上は65ターン目の画像です。
予想していたような半島を埋め尽くす大軍がいるわけではないですね。フランス攻撃に使われてたりとかその辺で陸軍は出払っているのでしょうか。これだったら攻略は結構楽そうです。



軍資金/相場 ?/??/?2325680/70%2453387/70%2529043/70%
生産部隊
コブラARSV*4(61ターン目)
AH-1W*1(61ターン目)
レオパルド2*1(61ターン目)
F-35A*2(62ターン目)
RF-4*15(62ターン目)
レオパルド2*1(62ターン目)
コブラARSV*4(63ターン目)
レオパルド2*1(63ターン目)
M-42*1(63ターン目)
F-35A*9(64ターン目)
コブラARSV*1(64ターン目)
AH-1W*1(64ターン目)
レオパルド2*1(64ターン目)
F-35A*5(65ターン目)
レオパルド2*2(65ターン目)


サマラ攻撃作戦に関するメモを見てこのレビューを書いたわけですが、ウファからの部隊に退路を断たれそうになる前と後ではずいぶん書き方が違いますなぁ。前では作戦の完全な成功を前提としているような表現が多いのですが、後では作戦自体を否定するような表現がほとんどになっています。
成功に終わることがほぼ確実の現在の視点で見ると、その時のメモの字の崩れ具合とかに焦りが見えてなかなか面白かったです。まとまっていない文章ですが、このときの焦りとかその辺を少しでも分かっていただけたらと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
1つの海峡は大いに256X256地図に対抗します (tapewu)
2009-05-31 23:06:22
こちら(側)は私の直した台湾海峡が2009バージョンに大規模の戦いをしてダ
ウンロードします勢いの多い先生がそれを一日中の文に改正することができることをお聞きするのですか?
http://cid-666c5f2044c89059.skydrive.live.com/self.aspx/%e5%85%ac%e9%96%8b/%e7%8f%be%e4%bb%a3%e5%a4%a7%e6%88%b0%e7%95%a52009/Fighting%20for%20Taiwan%20ROF.n9s

下の両の各式DF3.0 バージョンの ひとつは普通の地図のランクがその他に
ひとつ戦略のモードの地図のランクなのです

http://cid-666c5f2044c89059.skydrive.live.com/self.aspx/%e5%85%ac%e9%96%8b/Fighting%20for%20Taiwan%20ROF.ds3


http://cid-666c5f2044c89059.skydrive.live.com/self.aspx/%e5%85%ac%e9%96%8b/Fighting%20for%20Taiwan%20ROF%7C5%e6%88%b0%e7%95%a5%7C6.ds3

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Unknown (勢多)
2009-06-01 19:45:11
え~と、申し訳ありません。質問が読み取れませんでした。

とりあえず、わかることは、
添付(?)データは一番上が現代2009版のFighting for Taiwan ROF、真ん中が同じマップのDSP3.0用、一番下がDSP3.0で、戦略マップ用に海上補給路が追加されたタイプですね。

僕のほうの日本語大戦略では、現代2009のみがエラーなく読み込めました。ただ、文字化けなどは発生していて、都市名などはわかりません。
DSP3.0版は、武装が見つからないとかでエラーが発生しています。また、こちらでも文字化けは起こっています。

どこが分からないかというと、「それを一日中の文に改正することができることをお聞きするのですか?」というところが読み取れませんでした。現代2009版のマップのラベルを日本語に直してくれ…は違いますよねぇ。
この部分をもう少し詳しく説明してくれると嬉しいです。
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