大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

防衛省・自衛隊の事業評価(平成19年度)

2007-10-07 10:46:18 | その他
防衛省・自衛隊の事前評価というのは、防衛省の持つ設備の整備や自衛隊の次世代装備の研究についての研究(整備)する目的、予定などのことです。インターネット上では、このページから各種政策評価書(PDFファイル)を読むことができます。
今回は事前評価の中の"平成19年度 事前の事業評価"というものから気になった事業を取り上げてみようと思います。ちなみにこの事業評価は平成20年度から試作や工事を始める事業についてのページです。




  • 戦闘機搭載型電子防御装置


  • F-15に搭載できるECM装置の開発のようです。
    また、"F-15戦闘機に搭載し、航空阻止、支援戦闘等を実施する戦闘機及び自機等に指向する脅威レーダからの防御(略)"や"(略)脅威レーダの探知捕捉能力を低減する必要がある"という文面を見ると、自機の生存率を上げる、という目的の装備ではなく、電子戦機のような装備のようです。EC-1、EP-3は速度が遅いからもっと速い電子戦機がほしい、ということなのでしょうか。
    戦闘機を元に電子戦機を開発するのは非常によくあることなのですが、電子戦用装備は垂直尾翼につけることが多いと思います。左の画像を見ればわかりますが、この装備は増槽型です。結構珍しい装備品なのかもしれません。

  • 機動戦闘車



  • 装輪式で大砲(105mm低反動砲?)を積んだ装甲車のことだろうと思います。
    左の画像(とリンク先のPDF)は機動戦闘車の運用構想図です。上半分は離島に空挺降下してきた敵の撃破、下半分はゲリコマが立てこもった建物への突入支援を表しているようです。運用目的も、求められている性能も、普通のものだと思います。
    ところで、赤い仮想敵の軽戦車が右端で輸送機からパラシュート降下しています。今こんな空挺戦車を持つ軍隊ってロシア、中国、北朝鮮くらいだと思います。レシプロ4発輸送機は北朝鮮にはないですからロシアか中国を想定しているのでしょうが、どっちなんでしょうか?

  • 将来ネットワーク型多目的誘導弾

  • 96式多目的誘導弾の後継となる対戦車ミサイルの開発計画です。飛翔中に目的を変更できる、戦況や戦果の確認ができる、といった特徴を見ると、NLOS-LS(大戦略には戦車駆逐車として登場)のようなミサイルを作りたいのでしょう。参考図に描かれたミサイルもNLOS-LSのような感じです。
    参考図はこれですが、見てもよくわかりませんでした。

  • 多用途無人航走体



  • 無人 水上/水中 航走体です。無人航空機は入っていません。使用目的は不審船への警戒と各種テロ対策、機雷捜索などだそうです。今実用化されているものは機雷捜索だけ、とか偵察と(不審船などの)警戒だけ、というように細分化されているから、多目的に使えるこの装備品が実用化されれば世界で通用するレベルの無人体になると思います。


  • 先進技術実証機

  • 日本で作るF-22。ただ、炭素繊維などの新たな技術を使うことで運動性がF-22より高くなりそうです。使う部品は全部(?)国産。今まで日本が不得意だったエンジンも国産のものを使うようです。
    完成予想図はこれです。




    久しぶりにマップ攻略以外を更新できました。できれば自作兵器か自作マップを更新したかったのですが、この2つは書くのに時間がかかるのでまだかけません。


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