大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

ヨーロッパ大陸・2005改2-14

2008-10-25 16:29:24 | マップレビュー(新戦略モード記事)


81ターン目~85ターン目
対ロシア戦線
サンクトペテルブルクを占領するとヘルシンキ、ストックホルム(廃墟だけど)、オスロ(ロシア軍が現在占領中・やっぱり廃墟)への補給路が1本だけとなることが判明。さらに、残りの1本は多くの小都市結ぶ道路のため、敵の抵抗はかなり弱い可能性が高いです。基地が全くないため、だれがロシア軍を指揮していたとしても、白海に面したあの補給線は守れたもんじゃないと思います。
すなわち、サンクトペテルブルクを守りきれるかどうかが北欧への補給線を守れるかの分岐点ということ。ゲームでのデフォルメされたマップでのことながら、こういうのを見ると帝政ロシアのころに首都だったのも納得できますね。
その重要拠点を守る部隊は81ターン目現在の段階で見つかっている段階では偵察車*1と補給車*1。我が軍が北進しているのもわかっているはずですから、もう少し危機感を持ってほしいです。

進撃中の3方面はすべて順調そのもの。キエフは思ったより敵が少なくて82ターン目には占領を開始、84ターン目には完全に占領できましたし、サンクトペテルブルクとモスクワは85ターン目に占領を開始。基地はすべてZOCで蓋をしておきましたから確実に占領できるはずです。
そして、キエフ、モスクワの占領に伴って必要なくなるミンスク守備1個旅団をモスクワへと移動も開始しました。ちょうどキエフ東にいた部隊がウクライナを通ってミンスクへ攻め込もうとしているので(戦車*2を前面に出し、後ろに自走ロケット*1と歩兵*1が付く小規模ながらなかなかしっかりとした編成です。)、モスクワに行くついでにこの部隊を撃滅しておきます。

ところで、ロシアの部隊数、ワルシャワ包囲直後から比べて50部隊も増えたのですが、モスクワにもサンクトペテルブルクにもキエフにもそんなに(or ほとんど)部隊はいませんでした。生産された50部隊はどこへ行ったのでしょうか?
まず考えられる可能性として、トルコ戦線に振り向けられた可能性があります。しかし、それではトルコとも接しているキエフで部隊が少ない理由が説明できません。そもそも、トルコ軍に向けて部隊を量産しているのであれば、我が軍にとってはうれしい事態であり、注意して対策を立てる必要は全くありません。
次に、北欧の最前線で部隊を生産している可能性。これは何の軍事的合理性があるのかは自分でもさっぱりわかりません。せいぜい、スカンジナビア半島をすべて占領したあとスウェーデンから浅瀬を通ってデンマークへ攻め込んだら奇襲になる可能性が高いのと、収入を上昇させて長期戦に耐えられるようになることくらいでしょうか。
これは北欧包囲網の完成を急いだうえでデンマーク守備隊を30部隊位の規模で生産すれば大した問題にはならないはずです。戦線数が多く前線にも大量の部隊が必要ではありますが、30部隊位なら生産できます。一応、84ターン目に編成を始めました。
最後に、一番我が軍にとって厄介なパターン。我が軍に対する防衛線を一気にエカテリンブルクまで下げた可能性もあります。モスクワ-エカテリンブルク間は基地が少なく、またエカテリンブルクは川、湿地、山地に囲まれた攻めづらい都市であるため、攻め手が圧倒的に不利な戦闘となる可能性が高いです(そもそもそうなるようにマップを変更したんですし)。そんな戦場に新たに50部隊弱もの部隊が投入されて待ち構えているとすると戦闘はかなり苦しいものに… 50部隊っていうと現在エカテリンブルク攻略に使用予定の部隊の半分くらいの規模はありますからね。
モスクワを占領したあともしっかりと事前偵察を行う必要がありそうです。


現在予定している行動が終わったのちの作戦案は下の通り。第一段階(ワルシャワ包囲)、第二段階(サンクトペテルブルク、モスクワ、キエフ占領)を経て第三段階作戦でついにエカテリンブルク占領まで考えた作戦を立てられるようになりました。
ロシア、思ったよりあっけなく崩壊しそうだなぁ… モスクワが首都だった前回よりは確かに被害は大きいですけど、そのほとんどはワルシャワ前面と弾道弾での被害ですし。
対ロシア第三段階作戦案(北欧)
・A作戦詳細
サンクトペテルブルクを占領したのち、北欧への補給線を断つためにオネガ-ケミ間の橋2つを破壊します。

・B,C作戦詳細
A作戦で補給線を断った敵を殲滅するとともに、ロシアの収入をできる限り減らします。

・D作戦詳細
第三段階作戦発動後すぐに開始。リガ、タリンの敵艦隊を撃滅、両都市を占領したのち、周辺の戦略原潜を掃討していく予定。
対ロシア第三段階作戦案(モスクワ)
・A,B,C作戦詳細
どれもがエカテリンブルク攻略を目指す作戦。どのルートにも隘路があって進軍が難しいので部隊を3分割して進軍速度を速めたいと思っています。
一応C作戦が主攻の予定。
対ロシア第三段階作戦案(キエフ)
・A作戦
モスクワで生産した1個師団を東進させてカスピ海に面するアストラハンまで突進。グルジアやアルメニアにいるロシア軍をトルコ軍とともに包囲します。その後、トルコ軍との第二戦線に発展する可能性もあります。

・B作戦
キシニョフ、オデッサを直接圧迫していきます。この方面では最も優先度が低いので損害がなるべく出ないように慎重に進める予定

・C作戦
セヴァスポトリ海軍基地の占領を狙います。黒海へと通じる道の中では唯一(?)陸軍基地、空軍基地がなく占領しやすいはず。
対トルコ戦線
アテネとか中東って手薄そうだなぁ、など色々楽するための方法が浮かんできますが、それはひとまず無視。ベオグラード、サラエボを正面から攻略して、迂回・突破戦術、首都強襲以外にも戦術の幅を広げておかないとこれからのマップ攻略で苦戦することもあるでしょうからね。2都市を攻略したあとはイスタンブール・アテネ空挺降下でも中東奇襲上陸でも何でもやってなるべく楽して攻略しますが。
特に上陸作戦はここでしかできないでしょう。対ロ戦はほとんどが内陸部地上戦に移っちゃいましたし。
そのために現在中東上陸艦隊を整備中。以前のトルコ上陸作戦と違い、資金に余裕があるわけではないので相場に気をつけつつゆっくりと進めていきます。前回と比べて不利なことだけではなく、今回はLCACを使えます。アルビオンの重車両搭載量が4から6に増えたので資金の消費は抑えられるかも。

センチネルR.1を波状投入した偵察の結果は左の通り。部隊が密集しています。しかもソフィア、スコピエといった後方都市でも部隊を生産して前線に送っている模様。これは損害の補てんが間に合わないのか、それともさらなる戦力増強を目指しているのか… ただでさえ苦戦しそうなので前者ならうれしいんですがねぇ。


そして82ターン目、予定通り攻撃開始。今回の作戦は、まずヴェネチアの空港とA400Mを使ってジェノヴァで待機させていた1個旅団を空輸(5ターンで完了)。そしてその1個旅団を先頭にバルカン半島へ進んでいく、というだけのシンプルなものです。
バルカン半島の目標の中で最も優先順位が高いのはサラエボ。こちらの基地から近いので戦力投射が容易だし、ベオグラードに比べればまだ攻め込みやすい地形だからです。毎ターンウィーンやミラノやブダペスト、場合によってはローマからもF-35A/BとハリアーGR.9を発進させ、火力で敵を圧倒していく予定。航空機の投入は被害の多い正面攻撃の被害を抑えられる数少ない方法の1つだと思っています。

幸い、敵に移動後攻撃可能な自走砲が少ない(K-9はそうなのですが絶対数は少ないうえに優先的に爆撃しているので砲撃されることはまずない)ので、余裕をもってMLRSと自走砲を撃破していけています。
敵空軍の活動が不活発なこともあり、制空権はほぼ完全に掌握。毎ターン12部隊以上の航空機が発進できるようにF-35A/ハリアーGR.9を生産して、投入できる全勢力で波状攻撃を続けていますし、サラエボの敵は多数飛ばしているセンチネルR.1で監視できますし、この作戦の成功は間違いないでしょう。問題はそのあとトルコ攻略がどれだけ早く終了するかです。
軍資金 13909181214650137919814843171600016
相 場 100%125%93%70%70%
生産部隊
F-35A ライトニングII*12(81ターン目)
A400M*2(81ターン目)
スイフトシュア*4(81ターン目)
アルビオン*3(81ターン目)
LCAC*6(81ターン目)
補給車*1(81ターン目)
工作部隊*1(81ターン目)
F-35A ライトニングII*3(82ターン目)
補給車*1(83ターン目)
F-35A ライトニングII*14(83ターン目)
工作部隊*2(84ターン目)
F-35A ライトニングII*6(84ターン目)
F-35B ライトニングII*1(84ターン目)
ハリアーGR.9*6(84ターン目)
チャレンジャー2改*2(84ターン目)
MLRS*4(84ターン目)
大型補給車*2(84ターン目)
F-35A ライトニングII*1(85ターン目)
ハリアーGR.9*6(85ターン目)
工作部隊*4(85ターン目)
シミター*1(85ターン目)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロシアは懐が広いですねぇ (LAH)
2008-10-27 18:11:01
北欧、モスクワ、キエフ。何処も攻めないとロシアが弱体化しませんから仕方ありませんがそれにしても3正面作戦が必要な程ですから広大ですね。ナポレオンもヒトラーも屈服させられなかった事を改めて痛感します。同じ様に日中戦争で日本軍は”点(都市)”は確保出来たけど”線(補給路)”の確保が難しかったぐらいですから広大な領土はそれ自体が防御網になるんですかねぇ。恐ろしや。

私もそろそろロシア戦の事を考えないといけないんですが何処から攻めて良いか迷っています。キエフは確保出来たけどそこから何処へ向かえば良いやら。ま、トルコ戦が終わったら考えます。

★増援50部隊
これだけ大量の部隊を生産出来る拠点は少ないでしょうからエカテリンブルクで編成されてる可能性大かもですね。そうなると熾烈な包囲戦ですが、願わくばトルコ戦線に投入された、ってのが一番ですねぇ。ロシア軍司令官は何処へ部隊を送ったのか。その采配振りを見てみたいですよ。

ロシア攻略、楽しみにしております。

PS.ロシア攻略がナチドイツ軍の様に北方、中央、南方戦線になっているのが興味をそそります。史実通りですがロシアを攻めるならそのルートが正攻法なんですかね。二正面作戦と言う愚考を起こしましたが、対ソ戦においては戦略的には間違ってなかった、という事でしょうかかね。
返信する
Unknown (勢多)
2008-10-27 19:30:44
>>ロシア領
ロシア東方がないだけましですがね。ウラジオあたりまであったら考えるだけで嫌になります。
日中戦争、独ソ戦、ナポレオンのロシア攻撃、どれもが国土の広さが防御側に優位に働いた戦争ですな。
突破力というのは時間の経過とともに減少していきますから、ある程度減少したら補給の期間を作って突破力を回復させる必要があります。国土が広いとその回復の回数が増え(=兵站への負担が大きくなり)ますから、国力の乏しい国にとってはそれだけで大きな障害になる、ということなんでしょうね。
それから、日本列島なんかは地形の厳しさ、それなりの大きさをもった島である(=着上陸必至)であることなどから、ロシアの広大さには及ばずともかなり補給を圧迫する地形と聞いたことがあります。
明治だかのアメリカ軍ではアリューシャン沿いに北海道を奇襲占領しようと計画をたて、結局北海道の地形の厳しさに参って計画を撤回したこともあったらしいです。

>>3正面作戦
これ以後の戦場は基地のほとんどない不毛な土地となりますからね(自分でそうしたんですけど)。少しでも収入は増やしたいし、苦戦しそうですから相手の収入は少しでも減らしたい。それに南方作戦ではトルコ戦線における第二戦線の構築、北方作戦では戦略原潜の掃討、というのも目的の1つですが。
ナチスドイツのロシア攻撃作戦に関しては戦略的にいえばロシアに攻め入ったこと自体が間違いともいえるわけで、3正面作戦が正解なのかどうか以前の問題なのではないかと。

>>50部隊
エカテリンブルクかトルコ北か、北欧か、どれなんでしょうねぇ。北欧かトルコ北なら特に問題はないですけど、エカテリンブルクに生産していたとしたら、おっしゃる通り熾烈な攻防となるでしょうな。そういう攻防戦はもうベオグラード、サラエボで十分なんですけど、エカテリンブルクは攻略しないわけにはいかないのですから仕方ない。
その場合はさらなる部隊増産(予備の戦車隊とか)に踏み切る必要も出てくるかもしれません。
結局、航空機の打撃力集中と地上部隊の突進で首都までの道を開くいつものパターンで攻略することになると思いますが。
返信する