+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

福寿草を求めて

2009年03月02日 | 熊本県の山
からつ労山の第1日曜日山行は仰烏帽子山の福寿草を見に行くことになった。仰烏帽子山の福寿草は1年前の3月2日に見たので、丁度1年ぶりの再会である。
メンバーはいつものタクさん、K一郎さん、アキさん、それに今回初参加ののどかさんと私の5名である。
早朝4時に唐津を発ち、順調に走って元井谷登山口に着いたのは7時30分頃であった。我々は一番乗りかと思っていたが、既に長崎、山口、宮崎ナンバーの車を含め数台が停まっていた。さすがに「上には上の人が居る」と感心させられた。
準備が整い元井谷登山口から歩き始めたが、谷あいには日差しが届いてなく、出会う福寿草はまだ眠りから覚めていないような姿で我々を迎えていた。元井谷の福寿草は帰りに堪能しようということになり先ずは仰烏帽子山の山頂を目指した。
途中、風穴を見て、春を待つブナやヒメシャラなどの自然林の木立を縫って1時間30分ほどで山頂に立った。山頂からの展望は市房山や白髪岳方面まで見渡せた。久しぶりの晴天に恵まれ、しきりに「日頃の行いが良いから」などと言っていたが、きっと夫々が口に出さずとも自分を褒めていたように思う。
眺望を楽しんだ後、今日の一番の目的地である「福寿草群生地」を目指した。
仏石まで来ると、日差しの中でひときわ黄金色に輝く福寿草が待っていてくれた。その姿は、群生地の福寿草の競演を期待させる輝きで、ぬかるむ斜面を必死に登る原動力を与えてくれた。
群生地に近づくにつれて、日差しを浴びた福寿草の輝きを見つけて、あちこちで撮影会が始まっていた。もちろん私もその一員になって思いを込めて福寿草の姿をカメラに切り取った。画像を沢山貼り付けることが出来ないのが残念であるが・・・。
ただ残念だったのは、感動のあまり大声ではしゃぎまわる厚顔のご婦人の存在であった。感動を心のアルバムに残そうと静かに観賞している者にとっては、他人の感嘆符は必要のない、単なる騒音でしかない印象を受けた。
福寿草を堪能した後、帰路に着いたが、「仏石に登りたい」とお転婆娘が言い出したので「折角だから」ということで登ることになった。登りだして直ぐに岩にへばりついて行く難所があり、細心の注意をはらって何とか頂上に立った。満足した顔の記念写真を撮った後、下り始めたが上りより大変であった。
「仏石」に登ってから言うのも「今更」ではあるが、「仏石」に乗って「罰が当たるのでは?」とふとそんなことが頭をよぎった。
帰路の元井谷は朝から見えなかった福寿草たちが顔を出していた。満開の花園の群生地も感動を与えてくれたが、朝の姿からは想像も出来ない輝きを放つ福寿草は、如何に太陽の恵みが自然界に必要であるかを体現して見せているようで、感慨深いものであった。
「福寿草を求めて」の山歩きであったが、夫々が思い出を胸に収めて無事登山口に戻った。
その後五木温泉「夢唄」で汗を流し、道の駅での買い物を済ませて、満足した笑顔もお土産にして唐津へと向かった。

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2 コメント

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Unknown (nodokayy)
2009-03-03 00:03:29
こんばんは

昨日は大変お世話になりました。
運転もお疲れさまでした。<(_ _)>

後方に軟弱者がついておりましたので、
歩きにくかったのではないでしょうか?
色々気遣っていただきましてありがとうございました。

絶好の福寿草日和でしたね♪
もちろん!私も、
「日頃の行いが良いから」だろうと自分を褒めていましたよ。(笑)

金色に輝く福寿草のお花畑、
私も、あの感動を心のアルバムにしっかり焼き付けました。v(^^)
山歩きは、自然の恵みへの感謝の気持ちも教えてくれますね。

また機会がありましたらご一緒させて下さいね。
本当に有難うございました。
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ありがとうございました。 (タク)
2009-03-03 06:15:40
+3Kさん、仰烏帽子山までの運転、ありがとうございました。
今回の登山は、+3Kさんあっての素晴らしい山行だったような気がします。
今回、初めて参加されたnodokaさんへ適切なアドバイスなど、心配りにも感心いたしました。

これ以上ないような好条件に恵まれたフクジュソウ観賞登山、大成功でした。
思い出に残る一日になりました。

次回も楽しみです
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