+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

ようやく初登山・雲仙妙見岳

2013年02月10日 | 雲仙山系・長崎の山
田舎の同級生の気の合う仲間で集まろうということになった。元々忘年会をということであったが、結局は2月の連休を利用しての遅ればせながらの新年会となった。
場所が雲仙ということになったので、折から寒波が襲来してもおり、この機会に今年の初登山も済まそうと、リュックを担いで参加した。
仲間との新年会は、酒にカラオケに最後は舞台での踊りにとかなり盛り上がり、部屋に帰ってからまで酒盛りが続いて、仲間は山登りは中止したらなどと言っていたが、何とか午前零時頃には解散して、眠りに着いた。
午前5時30分、予定通り何とか起き出し、身支度をして池の原の駐車場に急いだ。駐車場には1番乗り。まだ周囲は暗い中を6時20分には仁田峠に向けて歩き始めた。
久しぶりの山登りであり、脚力が弱ってないか確かめながらの歩きである。幸い雪が少なく、アイゼン無しで歩けるから、足の負担が軽くて快調に登り上がって行った。仁田峠に着く頃になると空もようやく白み始めた。
6時55分、仁田峠に着いた。まずまずの所要時間であった。休憩所の温度計を確認に行くとマイナス7度となっていた。とはいえそれ程寒さは感じない。仁田峠の駐車場も全く雪がない。
次は、妙見岳である。見上げるが中腹までは全く雪が無く、妙見尾根の霧氷のトンネルに賭けるしかないないようだ。今日は、チェックアウトまでには宿に戻る計画であり、国見岳、普賢岳を周回するには時間が足りないので先を急いだ。
妙見岳に登る途中で日の出を迎えた。7時7分であった。もう少し遅いと思っていたので、慌てて視界が利くところまで急いで、シャッターを押した。僅かに顔を見せた太陽と茜色に染まる空を見ていると清々しい感動が湧いてきた。ようやく初登山となった今日だが、歓迎されているような気分を味わうことが出来た。
ロープウェイ山頂駅まで30分で登っていた。山頂駅の少し下あたりから霧氷が見られるようになったが、以前見た時からすると格段に少ない。前日が良く晴れていたので、融けたことと空気が乾燥したことも影響しているのかもしれない。山頂駅ではマイナス10度と冷え込んでいたにも拘らず、雪も霧氷も少なかった。
妙見神社、妙見尾根へと歩みを進めた。妙見尾根は、少ないといえどもまずまずの霧氷が着いていた。国見岳は南斜面しか見えないので、霧氷が余り見られない。普賢岳、鬼人谷は北側の斜面を見ているせいか霧氷で白く輝いていた。周回できると更に美しい霧氷が見られるのだろうが、今日はこれで満足としよう。そう思いながら初登山を終えた。

2月8日午後1時50分、千々石展望台手前の広場より見た雲仙岳。平成新山は雲に覆われているが妙見岳から国見岳に向かう尾根は霧氷で白くなっている。
手前の九千部岳も霧氷が着いているようだ。

雲仙ゴルフ場横の駐車所から見た雲仙岳。
2月8日2時50分。

雲仙湯元ホテルの庭園の滝もツララが出来ていた。写真はクリックすると拡大します

日の出前のロープウェイ駅。シルエットが静寂を物語るようだ。美しい。

7時7分。日の出の瞬間。妙見岳登坂途中。

妙見岳の絶壁と太陽

ロープウェイ山頂駅の広場から見た展望台のある頂

山頂駅手前の北西斜面の霧氷写真をクリックすると拡大します


霧氷越しに見える島原湾入口。海を隔てて天草の島影が見える。
もう一枚は雲仙の街方面。ゴルフ場と鴛の池が見える。

妙見神社から妙見尾根の霧氷風景。雪が少ないのが残念。





吹越分岐に向かうと幾分雪が多く残っていた。ウサギの足跡まで残っていた。


国見岳の霧氷は少ししか見えない。

普賢岳と平成新山にはまだ少し白いところが残っているようだ。

鬼人谷は流石にまだ霧氷に覆われているようだ。

初登山ということで、妙見尾根を引き返し妙見岳の山頂だけ踏んできた。

妙見岳から多良山系が見えたので挨拶をした。

初登山で期待した白銀の世界での霧氷とまでは行かなかったが、今回は普賢岳までの周回をしなかったから止むを得ないのかもしれない。ただ、一番乗りした妙見岳で初日の出が見れ、清々しい感動をいただいただけで良しとしよう。
遅ればせながらの新年会と初登山。いい週末を遅らせて貰った仲間と大自然に感謝である。

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