+3Kの牛の如く

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大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

福寿草を求めて仰烏帽子山へ

2016年03月18日 | 熊本県の山
3月12日から13日にかけて、仰烏帽子山に福寿草観賞に行ってきた。
もともと20日のからつ労山月例山行「岩宇土山」で福寿草観賞に行く予定であったが、地域行事と重なることから一足早く家内と二人で行くことにした。家内にとっては初めての福寿草観賞であり、歩き易い仰烏帽子山への山行を選んだ。もうひとつは、せっかく五木村まで行くので五家荘まで足を延ばそうという思いもあった。

12日は快晴のもと4月上旬の陽気で暖かく、福寿草観賞にはこの上もない天気であったが、母の命日が近いことから墓参りを済ませていくことにした。その結果午前中は田舎へ行き、その足で田舎から近い島原港からフェリーで熊本港、さらには一般道を使って五木村までというルートを選んだ

民宿「ふる里五木」と子守唄公園の萱葺き民家 写真はクリックすると大きくなります


民家は「ひなまつり会場」になっており、お雛様と雛祭り飾りの提げ物が展示してあった。また道の駅と子守唄公園の向いには五木温泉「夢唄」があり、夕食前には温泉で汗を流した。
    

13日は福寿草観賞の日であるが、生憎曇り空。今回は、元井谷登山口は大雨による土砂崩れの影響で歩き難いというレポートがあったので、第二登山口から入山することにした。
朝早く出発したので、第二登山口の駐車場には4台ほどしか停まってなく、登山口に近い方に車を停めた。
出発準備をしていよいよ第2登山口から入山した。私も始めての登山道である。丸太を輪切りにして敷き詰めている箇所もあり、杉林から自然林へと続く登山道はアップダウンが少なく気持ちがいい。

      

自然林に入ると間もなく、待望の福寿草が顔を見せてくれた。


福寿草群生地と山頂分岐に至までにも黄金色の花が顔を見せていたが、曇り空の下ではまだまだ眠っている花が多かったのかも知れない。
仰烏帽子山の山頂方面は霧に覆われていたが、分岐から反時計回りで行くことにした。実はそれが正解だったことは後で判ったが。
分岐から間もなく両側にロープが張られた所に行くと、山側と谷川の斜面に福寿草の群生地が広がっていた。
ロープのお陰で踏み荒らされてなく、斜面に点在する黄金色の花を見つけては嬉しさが込み上げこちらの顔まで黄金色に染まるようだ。早立ちのご利益があったようだ。家内と二人、静かに福寿草の黄金色に満たされる。

      

福寿草群生地から再び杉林に入り、下って行くと山頂と仏石との分岐に着いた。
山頂は霧に覆われて展望も利かないだろうから、仏石の向い群生地を目指すことにした。
仏石の辺りも福寿草の群生地であるが、残念ながらほとんど咲いてない。以前よりも花株は増えているようだが、天気のせいだろうか。
  

そのままもう一つの群生地へ向かう。少しだけ急な坂を登っていると岩場に黄金色が見えてきた。



さらに進んで、従来からの群生地に着くと期待したほど咲いていないようだ。天気のせいもあるのだろうが、昔の印象からは少ないような気がした。
また、昔立ち入りが制限されていた箇所がロープもなく、かなり深くまで踏み跡が付いていた。



天気のせいばかりではないのかもしれない。我々が周回する途中で、30人余りの団体が二組、20人ほどの団体が一組と出遭った。流石に福寿草の名所である。
しかし、沢山の人が来れば、ロープを乗り越えるものもいるかもしれない。間近で花を見たい、写真を撮りたいという心情は解らないでもないが、やはり群生地には囲いが欲しい。何時までも福寿草の群生地が輝くように、人間が自制すべきと思った。
そんな思いを抱きながら、登山口に戻ってきた。ゆっくり3時間。家内にとっては初めての福寿草。黄金色の花に少しは春を感じてくれたようで、まずはよかった。
登山口の駐車場はほぼ満車状態。中型バスが3台も停まっていた。途中で遭った大木とカタツムリをつけた木の写真を載せて、福寿草観賞のまとめを終えたい。

      

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