+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

冬のくじゅう「指山自然観察路を歩く」

2016年02月21日 | くじゅう山系・大分県の山
今日ようやく『冬のくじゅう』を訪れることが出来た。今日2月21日は『からつ労山』の月例山行の日である。彼らは由布岳登山であるが、今月初めから家内の足の調子が悪く、団体行動では迷惑をかけるので、二人だけの足慣らしハイキングをしようということになった。
それならば『冬のくじゅう』がいいということで、前日には家の近くのミカン畑の急坂農道を歩いて足の具合を確かめていた。
朝6時に家を発って、長者原を目指した。途中の道路凍結が心配であったが、何とかチェーンを着けずに長者原のビジターセンター横駐車場に辿り着いた。気温マイナス3度。
駐車場は積雪があり、何とか駐車できたものの、帰るまでに溶けてくれれば・・・と案じながら身支度をした。
出発前に駐車場の写真を撮ろうとして問題が?何とカメラのバッテリーを装着しないままカメラを持ってきていた。充電をして、結局装着しないままに・・・。全くの大失態。
そんなこともあり、貼付の写真は携帯の画像を使用している。そもそも腕が悪いのにガラケーだから画質は劣るが、やむなし。
今日の予定は、当初雨ヶ池まで登り昼食後下山であったが、家内の足の調子を考えると無理も出来ないと考え、比較的平坦な『指山自然観察路』を歩くことにした。
タデ原湿原の木道を過ぎて、雨ヶ池への登山道に向かった。昨年よりも雪は多いようであるが、一昨年より少ない感じがした。
とはいえ、登山道の小石を隠すほど雪は積もってないが、アイゼン無で歩けるほどの積雪量で、ピーンと張り詰めた空気が、葉を落とした森の木立が、心地いい。

汗をかかない歩き方、いわゆる牛歩であるが、雪の登山道を踏みしめながら、雪景色を味わいながら、静寂の中を歩いていく。

休憩ポイントは、杉木立の中のベンチ。これまでより10分程遅い到着であるが、今回は特別。家内の足は何とか大丈夫そうである。
休憩を終えていよいよ指山自然観察路へと向かう。休憩ポイントから指山分岐へ向かう登山道には全く踏み跡がない。私たちが今日は初めてのようだ。新雪の上に私たちの足跡が一歩一歩付いてくる。
分岐からも全く踏み跡がない。登山道らしき雪道と登山道を示すテープに注意を払いながら歩く。未知の世界を覗くような、独り占めしているワクワク感がある。
冬木立越しにタデ原湿原も見える。登山道脇の岩からツララが下がっている。倒木にも着いている。正に自然観察路である。
春もまた新芽の頃は萌える若葉の香りが気持ちいいだろうななどと会話を交わしながら、『冬のくじゅう』ハイキングを心行くまで味わって歩く。ゆっくりゆっくりと。
指山登山口まで来て、ようやく反対側からの足跡に出会った。途中会わなかったので、おそらく指山へ登られたのだろうか。今頃山頂を独り占めだろうなと想像しながら、歩きを進めた。
休憩から1時間余りで硫黄山産業道路(指山自然観察路入口)に出た。後は舗装路であるが、コンクリートのせいか雪が残っていて滑りそうである。道脇の新雪を選んで下る。二人とも滑って転ぶこともなく無事駐車場まで戻った。家内の足も少しずつ快方に向かっているようで一安心。

帰路は、牧の戸峠越えをしたが、大曲手前でチェーンを装着。峠までは滑り止め無では上がれないほどの雪が道路を覆っていたが、過ぎるとほとんど雪はなく三愛レストハウスの駐車場でチェーンを外した。

途中、欲しかった果樹を手に入れて午後6時には帰宅。『冬のくじゅう』を満喫して、癒されて、休日が終わろうとしている。次のハイキングが楽しみである。


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