+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

雨の天草遠征

2011年10月31日 | 熊本県の山
『第30回卸団地山歩き会』が10月29日から30日の二日間行われた。
実施要領には、
「今回は、熊本県天草上島北部、上天草市松島にある次郎丸岳(397.1m)を登ることにしました。
次郎丸岳は標高397mの低山で歩行時間は3時間程で、岩峰上からの展望は素晴しく、天草松島、倉岳、龍ヶ岳、老岳、白岳に有明海、雲仙、八代海を望むことができます。
下山後は天草市河浦町にある宿泊先『天然温泉 愛夢里』の温泉で汗を流し、ロッジに泊まり、二日目は島鉄フェリーで天草鬼池港から南島原市口之津港に渡りかえる予定です。」
となっていた。
私は、天草の山を登るのは初めてということもあり、興奮からか前夜は余り眠れないまま、4時30分には自宅を出て集合場所である佐世保市卸団地組合会館に向かった。
前夜からの雨が時折降ってはいたものの、到着する頃には雨も上がるだろうと期待しながら車を走らせた。
今回の参加者は8名。月末ということもあり仕事上都合がつかない人もいたようで、何時もより少なかった。
定刻には全員が揃い、会長挨拶の後一路天草を目指して走り始めた。
雨が上がるのを期待していたが、天草に近づくにつれ期待に反して雨脚が強くなった。
予定時間通りに登山口に着いたが、山頂部分は霧に覆われ、期待する空と山と海の展望は望めないし、まして岩峰を雨の中に登るのはリスクが大きいということから、「登山は中止して観光しよう」ということになった。
天草と言えば「キリシタン」という言葉が直ぐ浮かぶが、私は、これまでに深く調べたこともなく、全く無知であったが、教会巡りと『天草ロザリオ館』を訪ねる中で、「信仰の尊さ」「人間の強さ」というものを教えてもらったような気がする。
もちろん、人それぞれに感受性が違うので如何感銘を受けるかは自由であるが、我々と同じように県外からの訪問者が絶えないようで、それぞれに何かを感じて帰ることで、癒してもらえるのかもしれない。
当初の目的は果たせなかったものの、「キリシタンの信仰」に触れ、強さを感じ、清々しい気持ちを持ち帰ることができた。
宿泊先での仲間との交流もまた楽しく、飲んで、話して、歌って、『雨の天草遠征』は心の糧を沢山貰って、充実した二日間であった。
次の山行は3月であるが、みんなとの再会が楽しみである。

次郎丸・太郎丸岳登山口。人が居る所が駐車場。東屋もある。


駐車場にある案内板。(クリックで拡大します)


宿泊場所「愛夢里」


宿泊したロッジは写真右側の山の中腹


最初に訪れた崎津教会



通りの案内標識
門柱の名盤

敷地内の説明板






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