+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

雨の天草遠征(2)

2011年11月01日 | 熊本県の山
昨日は、崎津カトリック教会を紹介したところで時間が遅くなったので中座してしまった。
崎津カトリック教会への路地には、地魚を干物にして売っている露店、産地直売所などがあり、観光客が多いことを物語っていた。決して押し売ることもない素朴な商いで好感が持てた。翌日帰りに買って帰ろうと再び訪れたが、生憎日曜日で店は閉まっていた。おそらく日曜礼拝に出かけていたのかもしれない。
次に向かったのは、大江天主堂である。(写真は前日の冒頭に掲載)
教会への通路脇には、墓地があり十字架を戴いた墓石が立っていた。

教会内部も見学させてもらった。崎津教会は畳敷きに机と椅子が並べられていたが、大江教会では板張りの床に机と椅子が並べられていた。
よく見ると、椅子には信者の方のクッションが数多く置かれており、信仰深い人々の息遣いを感じることができた。
大江教会は、小高い丘の上に立っていたが、その麓にはキリシタン資料館『天草ロザリオ館』が立っている。
大江教会からロザリオ館までは遊歩道(参道)があったが、雨が降っていたので車で移動した。

写真はロザリオ館案内より頂戴した。

ロザリオ館に入ると、まずは映像ホールで天草におけるキリシタンの歴史はもとより、天草の自然、景勝地、等さまざまな天草の姿を3D立体映像で紹介があった。
その後館内を見て廻ったが、かくれキリシタンたちの生活や文化、キリシタンを取り巻く環境を如実に物語る遺品が数多く展示されていて、信仰の尊さ、人間の強さに深い感銘を受けた。

宿泊場所のチェックインが16時となっていた。教会巡りを終えて『愛夢里』に戻った。
宿泊場所はロッジといことで案内してもらうと、本館を出たところから木の階段があり見上げる位置に建っていた。


山歩きに来て山を歩かず、木の階段を上るなど思いもしなかったが、『ちゃんと運動をしないと夕食が美味しくないぞ』
という忠告を与えてもらっていた。これも今日のご利益かも?
108段の階段


結局、風呂、食事、カラオケなど、帰るまでに6往復階段を昇降させてもらった。

翌日は、崎津教会横の露店を訪ねたが閉店につき早めに鬼池港に向かった。
生憎の雨で景色を堪能するとまでには行かなかったが、切れ落ちた岩壁に設けられた海岸沿いの道路は、海面より遥か上にあり怖いくらいだった。

島鉄フェリー鬼池港ターミナル
フェリー桟橋


南島原市口之津港が近づいてきたが、雲仙岳の山体は遂に姿を現さなかった。
口之津港入口


天気が回復すれば雲仙岳に上ることも考えていたが、結局雨が降っていて海岸沿いを小浜経由で帰ることになった。
小浜町で名物『おばまちゃんぽん』を食べ、愛野展望台近くの『雲仙きのこ本舗』でお土産を買って、14時30分には出発地の佐世保卸団地会館駐車場に帰りついた。

その後私は、さらの唐津まで車を走らせたが、疲れを忘れるほど充実した二日間であった。
何時もながら仲間に感謝である。3月が待ち遠しい。









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