費用収益対応の原則

コンテンツ制作の注文を受け

一部の作業を外注先に委託する。

このさい支払う「外注費」は、いつ経費になるでしょうか。

a：外注先が見積書を発行した時
b：外注先に発注した時
c：外注先が作業を完了した時
d：外注先が請求書を発行した時
e：外注先に代金を支払った時
f ：客先にコンテンツを納品した時


上記の選択肢の中だと正解は「f」となります。

今回の「外注費」のように、

収益を獲得するために直接個別的に発生する費用は

会計のルールでは「売上計上時に費用とする」こととなっています。

このような考え方を「費用収益対応の原則」といいます。


ちなみに請負制作を行う業種（建築工事、システム開発、デザイン制作等）の

税務調査では、費用収益対応を重点的にチェックされます。

（一件の金額が大きいため少ない指摘で多額の追徴になりやすい）

きちんとルールを理解していないと調査官の格好の的になるので

該当業種の経営者はご注意ください。