クワガタ~スズメバチ等の覚書

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朽木屑を運ぶオレゴンルリクワガタ♂

マキシムスマルバネ・6

2015-10-25 21:02:23 | マキシムスマルバネ(Thailand)

マキシムスマルバネの記事は今回で5回目になります。

カテゴリーのマキシムスマルバネから入ると繋がります。

今回はその羽化状況を。





羽化不全と死亡と腐敗

この春、乾燥気味になっていたマットに

水分補給を行なったのですが

いくつかの容器で水分が多すぎたようで

嫌な腐敗臭がしていました(9月22日)

ヘドロのようなあの匂いです。

そして、マットの異臭が強い傾向にある容器ほど

死亡・羽化不全個体の出現率が高く感じました。


↓羽化を直前に☆


幼虫のまま☆になっていた個体もいました。

↓典型的な羽パカ


↓メス 最終的に左上翅は右より小さくなりました



もともとマキシムス(終齢時)に使用したマットは

市販のカブトマットをふるいにかけたものであり

品質的には発酵・腐敗の余地があるもです。


水分過多に夏場の温度が手伝い、そういう結果を招いたわけで

注意が足らなかったことを反省しています。

しかしながら、マットそのものはマキシムスがよく育つ

相性のよいものであったと考えています。









ステージのバラつき

4頭まとめ飼いをしていた個体は

大きなバラつきなく羽化しましたが

それ以外のまとめ飼い・単独飼育したものについては

かなりバラつきが発生しています(下3画像9月22日)








↓窓を開けて様子を観察します





早いものは8月10日には蛹化しており

9月上旬あたりから順次羽化が始まりました。

一方では今も終齢のまま採餌している個体が6頭います。


↓こちらもまだ幼虫のまま(撮影9月22日)



幼虫と羽化時の大きさとの関係について

マキシムスの場合

幼虫時の最大体重が30gで64mm前後

35gで69mm前後の成虫に羽化するのではないかと

私は推察しています。




↓10月22日



↓↑10月23日午後



↓↑10月25日午前



10月25日現在

死亡確認=11頭(マット異臭強)
前蛹・蛹=3頭
幼 虫 =6頭
羽 化 =6頭(3♂3♀:MAX65mm位)


今も幼虫のままでいる6個体は、いずれ蛹化するのか?

それともホルモンバランス(幼若ホルモン・エクダイン)の影響で

蛹化のタイミングを逃したのか?

気になるところですが

全体的に大きな個体ばかりなので

前者であることを願っています。


↑↓左:マキシムス65mm位 右:オキナワ62mm位



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