僕のチャリンコは27インチで内装3段のママチャリでした。
彦島から長府まで、チャリンコで往復した時、帰り道、唐戸ぐらいで
両手がしびれてきたのです。
歩道のデコボコがあまりにも多いので、思わずハンドルを強く、
握りしめていたのが原因です。
下関滞在はもうしばらくは続きそうだ。
「どげんかせんといかん」と思い出しまして、新たに自転車を
購入することを検討しはじめました。
Wサスのマウンテンバイク、前カゴ・ライト付きで、2万円以下なら
購入しようと決めて、新聞チラシをチェックし始めた途端、いいのを
見つけたんです。
ナフコでシングルサスだけど、前カゴ・ライト付きで、¥15,800!
前輪のサスペンションさえあれば、長距離のサイクリングで、腕が
しびれることもなくなるだろう、前輪のサスペンションである程度、
段差のショックを吸収してくれるだろう、ま、いいか、なんつう
たって、¥15,800の価格には抗しがたいということで、購入しました。

右側の自転車が、今回購入したバイクです。
ホームセンターで名も知らぬメーカーのWサスのマウンテンバイクで、
¥22,000ぐらいします。カゴとライトをオプションでつければ、3万円に
なります。¥15,800だとやっぱ飛びつきますよね。
ラッキーなことに、全部品が「SHIMANO」製なのです。
ほんとかよと思いました。

ほらね。

ほら。

ほらあ。

更にラッキーなことに、ライトは前輪の車軸に発電機があって、夜ライトを
点けてもペダルが重くならないやつでした。暗くなったら、勝手に点灯して
くれる賢いライトです。これ、オプションだったら高いんですよ。
それで、購入後、快適に走っています、と書きたいところですが、さにあらず!
お尻が痛いのです。
サドルがスピード用のバイクに使われるものと同じで、スマートなデザイン
なのですが、サドルの下にバネがないやつなんです。
小さな段差を前輪のサスが吸収します。その直後に後輪が段差を踏んだ途端、
「コーン」「コーン」「コーン」と三連発でサドルが僕のお尻を突き上げます。
これが痛いのなんのって、死ぬほど痛いのです。
段差の度に腰を上げながら、「安物買いの銭失いか」と後悔していました。
しかし、こんなことでギブアップしたのでは、誇り高き貧乏人の名がすたります。
「そうだ、Wサスに改造すればいいんだ!」と思いついたのです。
家に帰るなり、Wサスに改造しました。
改造時間は5分です。
冒頭の写真をもう一度見てください。
ママチャリとマウンテンバイクのサドルを差し替えたのです。
試走してみると、今までのサドルの突き上げが嘘のように、
見事に消えていました。以後快適に走っています。

サドルの下のコイル状のものを「バネ」と呼ぶんじゃねえ!
これからはサスとお呼び!
下関の街をママチャリのサドルのマウンテンバイクが走っていたら、
それ、ワタクシメでございます。
by K
よろしくお願いいたします。