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東京五輪・金メダル間違いなし? U-17女子W杯で圧勝したリトルなでしこの可能性

2014年04月19日 08時07分33秒 | スポーツ
サッカーU-17日本女子代表、通称“リトルなでしこ”が、コスタリカでのU-17女子W杯で優勝を飾った。

グループリーグから決勝戦までの計6戦に全勝し、総得点23、総失点はわずか1。さらに大会MVPであるゴールデンボール賞など、4つの個人賞を日本選手が占めた。終わってみれば、まさにリトルなでしこのためにあったような大会だったのである。

彼女たちは何が素晴らしかったのか? 現地で日本の全試合を取材した、FIFA(国際サッカー連盟)公式サイトのピーター・スミス記者が言う。

「とにかく、フィールドプレーヤー全員が高いテクニックを持っているのがすごい。その上、多くの選手が複数のポジションをこなせる。だからこそリトルなでしこはどの試合でも、どんな選手の組み合わせでも、圧倒的なボールポゼッションができたんだ。きっと日本には、女子選手を育てる優れたシステムがあるんだろうね」

その指摘の正しさを、サッカー専門誌デスクのA氏が裏づける。

「なでしこジャパンが女子W杯制覇を成し遂げる前から、日本サッカー協会は全国でのトレセン活動などを通じ、技術の習得に主眼を置いた指導を地道に続けてきました。体格やフィジカルで劣る日本の女子選手が世界で戦うには、テクニックを武器にするしかないからです。だから今回のリトルなでしこの快挙は、日本協会の育成方針の勝利でもあります」

そうした技術の土台に加え、リトルなでしこは戦術面でも他国を圧倒していた。

「テンポよくパスをつないで敵ゴールまで迫るさまは、まるでバルセロナ。コスタリカの地元観客たちは攻撃的な日本サッカーのファンになり、スタンドから大声援を送っていたよ」(前出・スミス記者)

なでしこジャパン譲りの戦術をチームに植えつけた高倉麻子監督は、若き日の澤穂希(ほまれ)とともに日の丸を背負った元代表選手だ。日本初の女性代表監督は、就任2年目にして世界の人々を魅了するチームを作り上げた。

「45歳と若く、クラブレベルでの指導経験もないのに、よくチームをマネジメントしました。日本協会上層部からも高く評価されているし、次期なでしこジャパン監督の有力候補のひとりに躍り出ましたね」(前出・A氏)

将来性十分の選手と監督による偉業だったわけだ。

ただ、だからといって〈これで20年東京五輪でのなでしこジャパン金メダルは確実だ!〉などとぶち上げるのは早計。リトルなでしこの優勝にはいくつかの幸運が味方していたし、フル代表ともなればユース時代とは比較にならない敵が立ちはだかるからだ。

「今大会の日本が、組み合わせに恵まれていた感は否めません。優勝候補のドイツがまさかのグループリーグ敗退を喫した上、アメリカに至っては北中米カリブ海予選で不覚を取り、出場すらしていない。また、アフリカ勢との対戦もありませんでした。つまり日本選手が苦手とする、速く強い相手と一度も当たることがなかったのです」(A氏)

「欧米の国々はユース年代の女子選手に対し、まずは1対1の局面に勝つことを叩き込む。だから今大会では、リトルなでしこだけがまともなチーム戦術を持っていたに等しく、優勝はある意味当然だった。しかし、フル代表ともなれば、強豪国は選手の個が強い上、組織としての戦い方もマスターしている。今回のリトルなでしこの何人かがフル代表となって東京五輪を迎えたとしても、日本が好成績を残せる保証はどこにもないんだよ」(スミス記者)

それを考えれば、快挙だ、史上初だと喜んでばかりもいられないのかもしれない。

人数も捜索情報も二転三転、家族ら怒り 韓国船沈没

2014年04月19日 06時48分13秒 | ニュース
韓国南西部の珍島沖で発生した旅客船沈没事故の救助活動が難航する中、発生当初から相次ぐ韓国政府の発表訂正などが、安否不明者の家族らを一層いら立たせている。

 韓国政府は事故発生の16日、当初368人を救助したと発表したが、集計過程で重複が生じていたとして、午後になり半分以下の164人に訂正。「100人以上」と報道された安否不明者の数も、一気に約300人に増えた。

 同日の韓国夕刊紙には「幸い迅速な救出活動が大惨事を防いだ」「大きな人命被害はない」などと楽観的な記事が並び、後に大きな軌道修正を強いられた。

 全体の乗船者数でも情報が錯綜し、韓国政府は16日から18日にかけて再三訂正。亡くなった生徒の名前を取り違えて発表するケースもあった。

 正確な情報への「飢え」は、乗客の家族らの怒りにつながった。徐南洙教育相が家族の待機所となっている珍島の体育館を17日に訪れ、関係者と面談しようとした際、家族の一人が「正しい情報を出せ」「会議なら皆の見えるところでやれ」と詰め寄り、教育相を無理やり舞台上に立たせるなど、強く抗議した。

 船内での捜索活動の情報も二転三転。韓国政府は18日午前、潜水士が初めて船内に入ったと説明したが、実際には入っていなかった。海洋警察幹部も同日、潜水士が客室の捜索を始めたと述べたが、後に訂正した。

 18日には、捜索状況などの情報を「責任を持って説明してくれる人が誰もいない」などとして、家族の代表が抗議文を発表。「(子どもたちは)この瞬間にも冷たい水の中で『助けて』と叫んでいる」と訴えた。

韓国沈没客船「建て増し工事」が事故の遠因か? 重心高くバランスを崩しやすい構造になっていた!

2014年04月18日 06時12分08秒 | ニュース

 韓国南西部の珍島(チンド)付近で大型旅客船セウォル号(6825トン)が沈没した事故では、発生から1日以上経った2014年4月17日夕方時点でも280人以上が船内に閉じ込められたままになっている。

 原因究明は始まったばかりだが、急に針路を変えて積み荷のバランスが崩れたことが原因だという説も出ている。この船は日本で20年前に建造されたが、韓国に売却された直後に「建て増し」され、重心が高くなってバランスが崩れやすくなったという指摘もある。仮にこれが本当であれば「建て増し」工事が事故の遠因だともいえ、乗客を避難誘導する際の不手際に加えて、整備面でも批判の声が出そうだ。

■2年前のリニューアルで定員を15%増やしていた

 セウォル号は1994年に日本で竣工。マルエーフェリー(鹿児島県奄美市)の「フェリーなみのうえ」として主に鹿児島-奄美-那覇を結ぶ路線で活躍していたが、老朽化にともなって2012年に韓国の清海鎮(チョンヘジン)海運に売却され、「セウォル号」としてリニューアル工事が行われた。

 「フェリーなみのうえ」時代は総トン数が6,586トン、定員804名。これに対してセウォル号の総トン数は6825トン、定員は921人と韓国で運航している旅客船としては最大規模だ。リニューアル工事でトン数は3%、定員は15%増えた計算だ。

 聯合ニュースによると、この工事が原因で重心が高くなり、バランスを崩した時に元に戻ろうとする復原力が弱まったとの指摘が出ている。記事では

  「日本での使用年数が20年になる老朽船舶を持ってきて構造変更をしたのが問題。これを承認した管理監督機関も問題は少なくない」

といった専門家の声を伝えている。
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座礁前にバランス崩してジグザグ航行

 複数の韓国メディアによると、韓国の海洋警察が乗組員から聞き取り調査を行ったところ、急に針路を変更した際にバランスを崩したことが事故につながったとみているようだ。

 セウォル号は車両180台とコンテナ貨物1157トンを乗せていたが、急旋回の結果、これらが数秒のうちに片方に偏ってバランスを崩し、進行方向をコントロールできなくなっていた可能性があるというのだ。

 乗客の証言によると、セウォル号は座礁する直前にジグザグに航行していたという。

 船がバランスを崩した原因のひとつとして、リニューアル工事が与えた影響が検証されることになりそうだ。

 セウォル号をめぐっては、「ドン」いう音がしてから沈没する約2時間あったにもかかわらず、それまでに乗客を脱出させられなかったことに批判が集まっている。船長が乗客を置き去りにして早い段階で脱出したことにも非難が集まっており、海洋警察は船長を業務上過失致死の容疑で取り調べている。

477人乗り旅客船沈没 2人死亡・290人不明=韓国

2014年04月17日 08時04分16秒 | ニュース
修学旅行生ら477人を乗せた旅客船が16日午前、韓国南西部沖で沈没した。午後2時半現在、2人の死亡が確認され、約290人が行方不明となっており、大惨事に発展する懸念が出ている。



 韓国政府当局は当初、368人が救助されたと発表したが、集計に手違いがあったとして、救助者数の再確認を急いでいる。

 不明者は船体の中に閉じ込められている恐れもあるが、救出作業に加わった民間の船舶などに救助され、把握できていない生存者がある可能性もある。

◇船首で「ドン」という音の後、傾く 

 16日午前8時58分ごろ、南西部の全羅南道珍島郡の屏風島北20キロ沖海上で、仁川から済州島に向かっていた6825トン級の旅客船「SEWOL(セウォル)」が何らかの原因で浸水し、救助を要請した。

 旅客船は船首で「ドン」という音がした後、左舷が傾きはじめ約2時間後には完全に沈没した。

 旅客船には修学旅行中だった京畿道・安山の高校生325人、引率教師15人、一般客と乗務員ら計477人が乗船していたほか、150台余りの車両ものっていた。

 中央災難(災害)安全本部によると、午後2時半現在の生存者は180人。乗務員1人と高校生1人が死亡し、7人が負傷、約290人は安否不明となっている。

◇救助に総力

 事故現場には海洋警察や海軍の警備艇、民間漁船など計90隻と11台のヘリコプターが動員され、救助作業を実施している。海軍特殊部隊の隊員ら約180人が捜索に加わっている。また、米強襲揚陸艦も投入される。政府は中央災難(災害)安全本部を立ち上げ、対応にあたっている。

◇生存者から「すぐに避難案内していれば」との声

 救助された乗客の1人は、「『どん』と音がして、船が突然傾いた。船室3階の下には食堂、売店、娯楽室があったが、そこにいた人たちはほとんど出てくることができなかったと思う」と伝えた。

 また「その場にそのままいろという放送があったが、水が入ってきて、そのままじっとしていられなかった。ライフジャケットを着て外に出てきて待機していた」とした上で、「すぐに避難案内をしていれば、良かったのに」と話した。

 救助された修学旅行生の1人は「船内が水に入ってきているのに、放送ではじっとしていろとしか言わなかった。船が傾いて滑ったり落ちたりして、腰や脚をけがした人も多かった」と事故発生時の状況を伝えた。

 修学旅行生は、船室から出る際に、待機案内のために動くべきか、とどまるべきか、とても紛らわしかったと涙声で伝えた。 

 乗務員の1人は「船が突然傾き、急いで避難した。避難するのに必死で、他の人が救助されたのか分からず、措置を取る余裕もなかった」と話した。

◇事故船は韓国最大規模の旅客船

 旅客船は仁川と済州島を結ぶ6825トン級の定期便だ。

 1994年に建造され、全長145メートル、幅22メートルで、国内で運航中の旅客船では最大規模となる。

 乗客定員は921人で、車両180台、20フィートコンテナ152個を積載できる。客室や休憩室、コンビニ、食堂、ゲーム施設などを備えている。

 昨年3月15日に運航を開始し、仁川-済州を週2往復している。

消費増税の影響 廃業寸前の中小企業が5万社あるとの見込み

2014年04月16日 08時11分09秒 | 経済
 消費増税の影響は、増税分の価格転嫁をしづらい大企業の下請け製造業者に重くのしかかっている。

 東京商工会議所の調査では増税分を「一部しか転嫁できない」「ほとんど転嫁できない」「わからない」と回答した企業は4割を占めた。下請けにより大きな負担がかかる消費増税は倒産ラッシュの引き金を引く。

 東京商工リサーチによれば、2月の倒産件数は782件。前年同月比で16か月連続の減少だが、同社の友田信男・情報本部長は「夏以降は増加に転じる」とみる。

「倒産件数は数字の上では減少してきたが、これは中小企業金融円滑化法に基づく銀行の貸し付け変更などで倒産が『抑制』されていたに過ぎない。

 昨年3月で法が期限切れとなり、体力のないまま延命してきた中小企業はわずかな駆け込み需要の恩恵すらないままに、反動だけはもろに受けることになる。現在、廃業寸前の中小企業は約5万社と見込んでいる」

※SAPIO2014年5月号