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消費税10%判断「首相は8%時より慎重に」 経財相

2014年04月07日 07時50分39秒 | 行政
 甘利明経済財政・再生相は6日のNHK番組で、消費税率を現在の8%から10%に引き上げることについて「消費税の影響を回復する力がどれくらい強いかをいろんな指標を引いてきて慎重に判断することになるだろう。安倍晋三首相は5%から8%に上げた時以上に慎重に各種指標を精査する」と述べた。

 11月に公表する7~9月期の国内総生産(GDP)などの景気指標をみたうえで、年末に引き上げるかどうかを決めるとも指摘。4月1日からの消費増税による消費の反動減に対応する2014年度補正予算案の編成に関しては「どれくらい経済の回復力があるか精査が必要だ。それを見ずに今から次なる補正を語る必要はない」と語った。

 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の要となる日米両政府の関税協議を巡っては「ハードルはまだまだ高いが、何とか解決できればと思っている。(4月下旬の)オバマ米大統領の訪日がデッドラインではないが、1つの節目になる」と強調。7日からの事務レベル折衝や、その後の閣僚間の協議を通じて着地点を探る意向を示した。