厚生労働省は2日、2014年の国民生活基礎調査を発表した。生活を「苦しい」と答えた世帯は前年より2.5ポイント増の62.4%で、過去最多になった。同省は「昨年4月の消費税引き上げが要因」とみている。
調査は14年6〜7月に全国で実施した。所得調査は6837世帯、世帯調査は4万6804世帯から回答を得、全国の数を推計した。
所得調査で生活を「大変苦しい」と答えたのは29.7%、「やや苦しい」は32.7%だった。児童のいる世帯では、「大変」と「やや」を合わせた「苦しい」が67.4%と全体を上回った。
14年の1世帯当たりの平均所得は、前年比1.5%減の528万9000円で、ピークの1994年(664万2000円)の8割程度にとどまった。
世帯調査では、高齢者世帯が全世帯の24.2%と過去最高になり、児童のいる世帯(22.6%)を初めて上回った。【細川貴代】
調査は14年6〜7月に全国で実施した。所得調査は6837世帯、世帯調査は4万6804世帯から回答を得、全国の数を推計した。
所得調査で生活を「大変苦しい」と答えたのは29.7%、「やや苦しい」は32.7%だった。児童のいる世帯では、「大変」と「やや」を合わせた「苦しい」が67.4%と全体を上回った。
14年の1世帯当たりの平均所得は、前年比1.5%減の528万9000円で、ピークの1994年(664万2000円)の8割程度にとどまった。
世帯調査では、高齢者世帯が全世帯の24.2%と過去最高になり、児童のいる世帯(22.6%)を初めて上回った。【細川貴代】