お役立ち情報ブログ

日々の生活やビジネスにおいて役に立ちそうな情報を収集、公開しています。

ギリシャ、債務不履行へ…EU支援1日失効

2015年07月01日 06時50分54秒 | ニュース
欧州連合(EU)などによるギリシャへの金融支援が、ブリュッセル時間の1日午前0時(日本時間午前7時)で失効する。




 国際通貨基金(IMF)への融資返済の期限も同時刻に迎える。事態を打開するためEUは譲歩案を提示。ギリシャも新提案を行ったものの、両者の隔たりは大きい。ギリシャは、事実上の債務不履行(デフォルト)状態に陥ることが濃厚になった。

 2010年から5年間続いた金融支援が終了すれば、ギリシャのために用意されている残りの資金を、ギリシャは受け取ることができなくなる。

 ギリシャのチプラス首相は29日夜、地元テレビで「(国内)銀行が窒息状態なのに、どうやって支払えというのか」と述べ、30日に期限を迎えるIMFへの約15億ユーロ(約2000億円)の返済を見送る考えを明らかにした。返済が見送られた場合、IMFはギリシャを「延滞国」と認定し、新たな資金援助を停止する。IMFはデフォルトという言葉を使わないが、返済の約束を守らなかったため、事実上のデフォルトと言える。約1か月後に理事会に延滞が報告される。

 ギリシャは資金的な後ろ盾を失うが、7月以降も巨額の国債償還が予定されており、ギリシャが応じることは不可能とみられている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする