欧州連合(EU)は7日夜(日本時間8日未明)、ブリュッセルで緊急のユーロ圏首脳会議を開き、財政危機に直面するギリシャの金融支援交渉の再開を巡って協議した。12日までの新たな金融支援策での最終合意を目指して交渉加速することで一致した。
EUのトゥスク大統領は首脳会議後の記者会見で「今週が最終期限だ」と強調。「合意できなければギリシャが財政破綻し、ギリシャの銀行システムは崩壊する。あと5日しかない」と危機感をあらわにした。
トゥスク氏によると、会議でギリシャのチプラス首相は具体的な財政改革案を盛り込んだ新たな金融支援策をEU側に提出することを約束した。ユンケル欧州委員長によると提出期限は「遅くとも10日朝まで」。そのうえで12日に緊急のEU首脳会議を開いて最終合意を目指す。
銀行預金の流出が続くギリシャはさらなる経済混乱を回避するため、早期の支援合意を求めている。20日には欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債35億ユーロ(約4700億円)の償還も控える。返済できなければECBがギリシャの銀行への資金繰り支援を打ち切る可能性がある。
EUのトゥスク大統領は首脳会議後の記者会見で「今週が最終期限だ」と強調。「合意できなければギリシャが財政破綻し、ギリシャの銀行システムは崩壊する。あと5日しかない」と危機感をあらわにした。
トゥスク氏によると、会議でギリシャのチプラス首相は具体的な財政改革案を盛り込んだ新たな金融支援策をEU側に提出することを約束した。ユンケル欧州委員長によると提出期限は「遅くとも10日朝まで」。そのうえで12日に緊急のEU首脳会議を開いて最終合意を目指す。
銀行預金の流出が続くギリシャはさらなる経済混乱を回避するため、早期の支援合意を求めている。20日には欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債35億ユーロ(約4700億円)の償還も控える。返済できなければECBがギリシャの銀行への資金繰り支援を打ち切る可能性がある。