お役立ち情報ブログ

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一夜で「破産」の悲劇も・・・「外資撤退」は中国製造業への警鐘=中国メディア

2015年02月28日 10時10分10秒 | 海外情報
 シチズングループの中国子会社「西鉄城精密(広州)有限公司」がこのほど、工場を閉鎖すると通知したことについて、中国メディアの前瞻网は20日、「中国の製造業が直面している苦境」について論じる記事を掲載した。

 記事は、シチズン側と従業員の協議の結果として、シチズンが退職金のほかにさらに1カ月分の給与を上乗せした額を支払うことで話がついたと紹介する一方、シチズンの工場閉鎖は「中国の製造業が直面している苦境を反映させた事例である」と論じた。

 続けて、近年の中国ではノキアなどの大企業が工場を閉鎖し、生産拠点をベトナムなど東南アジア諸国に移転させていることを指摘し、「相次ぐ外資メーカーの工場移転によって、中国国内の受託生産工場は困難に直面しており、従業員数が1万人を超えるような大規模な工場ですら一夜にして破産してしまう悲劇は中国の製造業に対する警鐘だ」と論じた。

 さらに記事は、前瞻産業研究院が発表した報告書を引用し、高齢化および人件費の上昇によって中国の労働力に関する優位が失われつつあると指摘し、世界の製造業の拠点が徐々に中国から東南アジアへ移りつつあると紹介。特にベトナムは中国より30%ほど製造業のコストが安いとし、「こうしたなかで中国の製造業は転換を行う必要性に迫られている」と論じた。

 続けて、中国製造業が転換すべき方向性として、「ロボットを活用した自動化による低コスト・高効率の製造業」を挙げ、さらにロボット技術の絶え間ない発展も必要だと主張。さらに、モノを造るだけではなく、「サービス」の思想も取り入れるべきだとし、あくまでも顧客を中心に考え、消費者により良い体験や経験を提供することこそ価値の創造であると論じた。(編集担当:村山健二)
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今どき確定申告 ネットに収支蓄積、意外な出費も経費に

2015年02月28日 08時00分19秒 | お役立ち情報
 所得税の確定申告のシーズンまっただ中。最近は2人に1人がパソコンで申告書を作り、収支を記録する会計ソフトのハイテク化も進む。一方で、「何が経費にできるのか」という悩みも多い。


 「自動で税額を計算してくれるのは便利ですね」。病院事務として働く久保直美さん(55)は24日、堺税務署(堺市)で言った。整骨院を営む次男の代理で確定申告に来たという。

 久保さんが利用したのは昨年に続いて2度目の電子申告・納税システム「e―Tax(イータックス)」。パソコンに収入と経費を入力すると、納税額を計算してくれる。画面上でできあがった申告書はそのまま電子データで送るため、申告にかかる時間はわずか10~15分だ。

 近畿で最多の約13万人が申告する堺税務署にはパソコン40台が並ぶ。整骨院にパソコンはあるが、久保さんは「慣れていないから」と今年も税務署員の手ほどきを受けた。「ゆくゆくは自分だけで申告したい」

 パソコンで申告書を作れるシステムは2003年、e―Taxは04年から導入された。パソコンで作ると税額の計算ミスや記入漏れも分かり、税務署員は「手書きの申告書よりチェック時間が少ない」と言う。
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実は怖い「鼻づまり」 子どもの発達の妨げにも

2015年02月28日 07時48分16秒 | お役立ち情報
 鼻づまりは誰にも身近だが、睡眠を妨げるなど、多くの危険をはらんでいる。とりわけ子どもの場合、成長を阻害する恐れもあるという。

 友香ちゃん(仮名、6歳)の勉強スペースは、キッチンとリビングの間。母親の順子さん(仮名)の目の届く位置にある。友香ちゃんは、きびきびと図形パズルを組み立てていた。

「お母さん、ここ押さえててね」
「すごいね、さっきはできなかったのができたね」

 母親に褒められると、得意げに次の問題に取りかかる。今でこそ何にでも積極的な友香ちゃんだが、ほんの数カ月前までまったく違う印象の女の子だったという。順子さんが言う。

「走りまわったりせず、いつも私のそばから離れない、本当におとなしい娘でした」

 きっかけは、3カ月ほど前に受けた鼻の手術だ。実は、友香ちゃんは、夜眠るのにも苦労する重度の“鼻づまり”だった。

 順子さんが娘の鼻の異常に気づいたのは、生後間もなくのこと。母体の免疫が残っているはずなのに、風邪をひいたのか、すでに青い鼻水でつまっているように見えた。乳児期は常に眠りが浅く、まとまって数時間と休めた記憶がない。

 慢性的な鼻づまりのため3、4歳になるまで耳鼻科や小児科に通ったが、一向に治らなかった。夫と相談して専門医を訪れ、重度の鼻炎とアデノイド肥大があると知り、手術を決断した。

 アデノイド肥大とは子どもに特有の疾患で、上咽頭のリンパ組織が肥大し、鼻づまりやいびき、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などを引き起こすことで知られている。当時友香ちゃんは5歳。こんな小さな体にメスを入れるのか、と胸は痛んだが、医師への信頼と希望が勝った。

「術後、『お母さん、鼻がスースーするね』と言ったのを、今でも覚えています。以来、驚くほど活発になって、前よりよほど手がかかるようになりましたが、生き生きと成長していく姿をうれしく思っています」

 執刀した鼻のクリニック東京(東京都中央区)の黄川田(きかわだ)徹医師に話を聞いた。

「鼻の粘膜は日中に比べ夜間に腫れる傾向があり、腫れると空気の通り道が狭くなるため、鼻呼吸がしづらくなる。本人も気づかないうちに、睡眠時に鼻がつまっている場合もあります」

 睡眠時は鼻呼吸が理想だ。だが、鼻がつまると、効率の悪い口呼吸に頼ることになる。慢性的な寝不足に悩んだり、SASで来院するケースもある。睡眠の質が下がると、大人でも仕事の効率が下がる、疲れが取れないなどの悪影響が出る。発育途上の子どもの睡眠が阻害されると、運動能力や知能の発達を妨げてしまう恐れもあるという。

※AERA  2015年2月23日号より抜粋
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