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元マイクロソフト副社長の西和彦氏、ジョブズは「人と対等な関係は得意じゃなかった」

2011年10月08日 09時07分55秒 | ニュース
 米アップル創業者で元CEOのスティーブ・ジョブズ氏が2011年10月5日(米現地時間)に死去したというニュースは、瞬く間に世界中に伝わり、多くのアップルファンが悲しみに暮れた。6日のニコニコ生放送・緊急特番「追悼スティーブ・ジョブズ」では、アスキー(ASCII)創始者でマイクロソフト元副社長の西和彦氏らが登場。ジョブズ氏や彼が生んだアップル製品への思いについて語り合った。また番組では、西氏と脳科学者の茂木健一郎氏が口論する一幕もあった。

 ジョブズ氏と同世代の西氏は、エンジニアとして、またライバル会社の人間として黎明期のコンピュータ業界を生きた人物だ。西氏によると、マイクロソフト時代やアスキーの取材などで、生前のジョブズ氏と何度か会ったことがあるという。

 喪服を着て番組に出演した西氏は、ジョブズ氏のキャラクターについて「やっぱりキツい人。それから、人と対等の関係はあまり得意じゃなかった」としみじみと話す。

「彼と対等でしゃべれた人が何人いたか。僕も違います。(でも)ビル・ゲイツはそうだったと思う。(ジョブズにとって)ビル・ゲイツは敵だった。絶対許せない敵だった。ところがスティーブ・ジョブズが(ビル・ゲイツに)頭を下げて、『金出してくれ』と、150億円。それで(ビル・ゲイツ)が出してうまくいって、iMacが大ヒットして、株価も高くなって、MacOfficeでしこたま儲けて。そうすると、『アップルの成功も後ろに俺もいる』とビルは思った。そこから(2人は)仲良くなったと思う」
 また西氏は、「(ジョブズは)自分がアップルを追われる時に、自分の部下が、部下と思っていたけど部下じゃなかった。裏切った人もいた。それからNeXT(アップルから追われた後にジョブズが立ち上げた会社)に行く時に『付いて来てほしい』と言ったのに、ついて来なかった人がいた。あそこで彼は人間関係の地獄をいっぺん見ているんじゃないかと思う」とし、さらに

「だからNeXTから、彼は人を非常に大切にするようになったと思う。(ジョブズは)『この人は自分にとって非常に近い人だ』と思ったら、徹底的に人間関係を大切にする。やっぱりトップは孤独だからね・・・」
と感慨深く話した。
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