緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

海幸彦の海岸

2008年12月07日 19時44分35秒 | 健康
12月07日(日) 

都城盆地もようやく冬らしくなって冷え込む日が続きます。今日は朝から青空晴天の日和です。こんな日は浜歩きに限ります。霧島がくっきりと浮かび何とも言えず見とれますが登山はひかえます。足元がおぼつかないと言えば大げさですが、砂浜を歩く楽しみ憶えますと大海原が太平洋が呼んでいます。



幸い愚妻に呼びかけましたら快い返事で夫婦同伴の一日旅、ハンドルをにぎる手が軽く進路は東へと向かいます。朝のテレビ番組でも青島の紹介がありせんたく岩や植物群の映像が次々と映し出されます。向かう先は宮崎市南端の青島海岸、砂浜が広がりサーファーのメッカ、海を見下ろす展望温泉が二階にあるホテルを拠点とします。



登山雨衣を着込み足元はビーチシューズ、歩く足取りが心地よく潮風が全身を吹き抜けて行きます。ハマグリや赤貝の貝殻が浜辺にはほどよく散乱しています。志布志湾の貝殻よりややおおきめか、砂浜もなだらか、その割には大ぶりな白波が岸をめがけて寄せてきます。



鴨の群れが点となり線となり網となり沖合へと飛んで行きます。朝のねぐらに人の影が現れて新たな一日が鴨の群れにも始まります。沖合の海原も鴨には羽を休める場か、野生とはひとときのやすらぎの連なり、はたまた安全な場所とは大海の中にある小島か、大きな地球の青い海に鴨の群れもこの世のにぎわい。



さて、浜辺にはサーファーのなんと多いことか、黒いウエットスーツに身を包み、足首に巻いた紐が小脇に抱えたボードに結ばれており、緩やかなカーブを描く面に陽が光ります。登山雨衣を着込んだ身には黒く光る若者の姿がまぶしく映ります。



海辺から眺める日向の山はやや小振り、それでも実にデンとかまえておりこの静けさは何であろうか思わず動く目線が山影で止まってしまいます。何とも言えない気分になります。有り難い事か、青島の海と山はさっぱりとした心をプレゼントしてくれます。山も良し、海も良し。



ホテルの二階温泉から海辺を眺めますと、遠くに貨物船が北上してます。大空には宮崎空港へ着陸する白い機影も見えます。塩味のする温泉は管理が行き届いて湯船の壁面に湯垢がありません。和室の大休憩室は老夫婦や親子連れが入浴後のひとときを水入らずでくつろいでいます。一時間半の浜歩き、その後の入浴、軽やかな昼食、ホテルの教会も青島の神社も結婚式の花盛り。白い花嫁ドレス、白無垢の花嫁衣装、目に入るものは平和を人の生活に表した行事です。

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