9月28日(火)
身近に地球の温暖化を思いがけない人から聞く事になりました。拙宅垣根のラカンマツ(イヌマキ・ヒトツバ)に取り憑いた毛虫は、どうやらキオビエダシャク(Milionia basalis pryeri Druce)である事が判明しました。ネットで探しました人様の調査をそのまま写しますと、「本種は多数の亜形に分けられ、多くはインド、ジャワ、ボルネオ、スマトラに分布する。そのうち、このキオビエダシャクは台湾・沖縄・奄美大島に生息している。1945年ごろになってから、屋久島・種子島に発生するようになり、次いで九州南部の薩摩半島でも多産するようになった。しかしながら、不思議なことに1955年頃から九州本土から全く姿を消してしまった。」とあります。出展:原色日本蛾類図鑑。
志布志湾柏原海岸(撮影:2010.09.26)
このキオビエダシャク幼虫つまり毛虫を、我が家の垣根で先月に退治してほっとしておりましたら、一昨日の朝、社員の一人がやや一オクターブ高い声で毛虫の発生を知らせてくれました。庭木と垣根のヒトツバにびっしりと毛虫がこびりついております。庭木は毛虫の繁殖で青さが取れ掛かっており、人の手の届かぬ高さです。そこで毛虫退治を植木屋さんに依頼する事にしました。その植木屋さんが午後から出向いてきて、申します言葉に「地球の温暖化」が有りました。つまり、夏が終わっても暖かさが続くので毛虫の繁殖が止まらないと。
もちろん、繁殖と退治つまり植栽消毒の追いかけっこであります。そう何回も消毒と言うわけにも参りますまい。キオビエダシャクによるヒトツバ被害は、いずれどうなるか決着がつくでしょうが、それにしても迷惑を被る範囲は広がっております。話しによりますと公園樹などの管理者で有ります市町村担当課もいささかもてあまし気味であると申します。こうして植木屋さんの話から地球の温暖化を小さな蛾が示してくれている事になります。
何とも秋の風情を楽しむには殺風景な垣根の蛾退治ですが、世間知らずと言えばそれまでですが、環境の変化が昆虫類の発生で示されるとは予想外でした。このキオビエダシャクが成虫となったサマ、つまり蛾の常態はカラフルで一度目にして覚えますと忘れられない羽根文様であります。しかし、この蛾が庭を飛び回る時は繁殖期でありあちらこちらと卵を植え付けております。ヒトツバの葉裏に小さな卵がびっしりと、要注意、知らぬはアナタだけかもです。
数年前は柿の葉に取り憑いた害虫騒ぎで賑わいましたが、今年はテッペン部分の柿葉が食われて丸坊主になっておりますが、部分的に終わっております。温帯地域島国で亜熱帯生物の繁殖するサマが異様に写るのは時代の流れならぬ、地球の流れか、グローバルに目を開けと誰かが諭しておるのでしょうか。
先日出向きました奄美市笠利町佐仁の海岸に立ち、九州方向を示す北の海を眺めましたら水平線が一直線でした。昔の気分に帰り、ここから帆掛け船で北へと航走するにはそれなりの人手と準備が必要であると感じました。鳥の渡りはサシバなどを介してどうにか理解出来ますが、昆虫の渡りはどのようにして琉球弧の南西諸島を北上するのか、この探求も見果てぬ夢です。
身近に地球の温暖化を思いがけない人から聞く事になりました。拙宅垣根のラカンマツ(イヌマキ・ヒトツバ)に取り憑いた毛虫は、どうやらキオビエダシャク(Milionia basalis pryeri Druce)である事が判明しました。ネットで探しました人様の調査をそのまま写しますと、「本種は多数の亜形に分けられ、多くはインド、ジャワ、ボルネオ、スマトラに分布する。そのうち、このキオビエダシャクは台湾・沖縄・奄美大島に生息している。1945年ごろになってから、屋久島・種子島に発生するようになり、次いで九州南部の薩摩半島でも多産するようになった。しかしながら、不思議なことに1955年頃から九州本土から全く姿を消してしまった。」とあります。出展:原色日本蛾類図鑑。
志布志湾柏原海岸(撮影:2010.09.26)
このキオビエダシャク幼虫つまり毛虫を、我が家の垣根で先月に退治してほっとしておりましたら、一昨日の朝、社員の一人がやや一オクターブ高い声で毛虫の発生を知らせてくれました。庭木と垣根のヒトツバにびっしりと毛虫がこびりついております。庭木は毛虫の繁殖で青さが取れ掛かっており、人の手の届かぬ高さです。そこで毛虫退治を植木屋さんに依頼する事にしました。その植木屋さんが午後から出向いてきて、申します言葉に「地球の温暖化」が有りました。つまり、夏が終わっても暖かさが続くので毛虫の繁殖が止まらないと。
もちろん、繁殖と退治つまり植栽消毒の追いかけっこであります。そう何回も消毒と言うわけにも参りますまい。キオビエダシャクによるヒトツバ被害は、いずれどうなるか決着がつくでしょうが、それにしても迷惑を被る範囲は広がっております。話しによりますと公園樹などの管理者で有ります市町村担当課もいささかもてあまし気味であると申します。こうして植木屋さんの話から地球の温暖化を小さな蛾が示してくれている事になります。
何とも秋の風情を楽しむには殺風景な垣根の蛾退治ですが、世間知らずと言えばそれまでですが、環境の変化が昆虫類の発生で示されるとは予想外でした。このキオビエダシャクが成虫となったサマ、つまり蛾の常態はカラフルで一度目にして覚えますと忘れられない羽根文様であります。しかし、この蛾が庭を飛び回る時は繁殖期でありあちらこちらと卵を植え付けております。ヒトツバの葉裏に小さな卵がびっしりと、要注意、知らぬはアナタだけかもです。
数年前は柿の葉に取り憑いた害虫騒ぎで賑わいましたが、今年はテッペン部分の柿葉が食われて丸坊主になっておりますが、部分的に終わっております。温帯地域島国で亜熱帯生物の繁殖するサマが異様に写るのは時代の流れならぬ、地球の流れか、グローバルに目を開けと誰かが諭しておるのでしょうか。
先日出向きました奄美市笠利町佐仁の海岸に立ち、九州方向を示す北の海を眺めましたら水平線が一直線でした。昔の気分に帰り、ここから帆掛け船で北へと航走するにはそれなりの人手と準備が必要であると感じました。鳥の渡りはサシバなどを介してどうにか理解出来ますが、昆虫の渡りはどのようにして琉球弧の南西諸島を北上するのか、この探求も見果てぬ夢です。
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