緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

韓国旅行感想・パレードは心を開く贈りもの

2012年06月27日 18時16分26秒 | LC
6月27日(水)  

 朝鮮半島が今もそうですが、世界の紛争地帯として国境三八度線を境として両国が対峙し緊迫感が続いていたころ、いつ戦争が始まるか解らない国には旅行するもので無いと真剣に思っておりました。現在も緊迫感は続いています。四〇年前、外航貨物船で仁川港や釜山港で荷役して入出港を繰り返していた頃の話です。そんな事を体験しますと、昨年の福島第一原発事故で外国人が一斉に日本を離れた事が理解できます。どんな国でも戦火の後は復興に年月が掛かるもので、世間に疎い船員でも気づくもの、探しますと人々の生活に悲惨な面が残っておりました。


世界の会員数1,373,041名、参加国地域数208ケ国、日本会員数105,061人、日本クラブ数3,263。

 今もなお、韓国は北朝鮮と休戦中とは言え、両国で銃を向け合っております。その様な国でも奉仕団体の世界大会を開催しますので、奉仕団体の会員たるもの、それなりの心得を持たねばなりません。「われわれは奉仕する・We serve」この言葉に魅せられて地元九州で三〇年間も会員在籍する事に成りました。前回の韓国訪問は高校同窓会の二泊三日の旅で、市内見物が主であった事を記憶しております。あれから十年が経過したのか、記憶も定かではありませんが、当時でも戦火の傷跡をまだ感じる事がありました。


http://www.lionsclubs.org/JA/about-lions/index.php

 釜山市海雲台、グーグルアースで眺めますと、海上道路で釜山市街地から東へ新市街地へと結ばれており、まったく新しい街波が出来上がっております。この新市街地の香りは、どこか世界中で同じ粧いを感じる時があります。現代社会が創り出す新市街地とは、同じ条件の中に取り込まれてしまうのでしょうか。地震の無い韓国では建物の高層化が目に付き、更に高級感を盛り上げるに硬化ガラスを壁材にふんだんに用いております。


国際会長の任期も一年、来月から新会長へバトンタッチ。

 ガラスの高層ビル群を眺めますと、つい他人事ながら、韓国には本当に地震は無いの?とあらぬ心配をする始末です。二五日帰路に福岡空港に降り立ち福岡の街波を眺めて、改めて地震が及ぼす両国市街地景観の差を感じ取りました。この海雲台の光景は韓国の発展、もしくは戦火の傷跡を洗い落とすに十分なものがあると感じました。一面で人間は「恒産なくば恒心なし」があります。それ以上に人々に勇気づけるもの、或いはプライドを持たせるものがあります。


世界大会へは歴代の国際会長も全員集合

 ライオンズクラブ国際大会イベントの一つにパレードがあります。二三日の午前八時台にヨットハーバー広場に集合、日本から二千三百人、装いは半被に鉢巻き白ズボン白靴と。他の国々二〇七ケ国から参加者は三千人かな?海雲台メインストリート海岸沿いの静かな市道をパレードします。距離にして二~三キロでしょうか。静かな韓国の高級住宅街です。途中、男女様々な年齢層の市民が手を振り、「アンニョンハセヨ」それから別なアイサツ語、行列からは日本語で「こんにちわ」と。


会場内は各国の会員が集まり、新旧国際会長の演説に聴き入り新たなパワーを頂きます。

 単調になりがちなパレードを「見る人」と「歩く人」とでパレードを盛り上げます。見物人の表情が、わざわざ海雲台まで出向いて来てパレードまでして頂き、ありがとうと、そのまま喜びが表れていました。あれはパレード側からでないと、感じ取れない釜山市民の感謝の表情です。パレードして始めて感じ取る世界の表情です。なるほど、パレードも立派な世界へ通じる奉仕活動である事を知りました。


三泊四日の旅行を伴にした会員諸氏

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