ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

いまさら遅い

2007年09月10日 17時14分05秒 | Weblog
首相が所信表明、「改革の影に光」地方対策などに力点(読売新聞) - goo ニュース

 森元首相の時もすごかったが、最近は政権末期の首相はいくら叩いてもいいことになっているらしい。出勤前に見ていたワイドショーではコメンテーターたちの辛辣なこと。しまいには「職責にしがみつくとは日本語としておかしいんじゃないか」などと言いたい放題。たしかに職責にしがみつくという表現はおかしいが、もうなにを言ってもよくて、叩けば叩くほど視聴率が上がる状態になっているようだ。

 安倍首相もまだわかっていないらしい。有権者の気持ちが離れたのは選挙の少し前に年金を始めとして問題が一気に噴出したところからだと思っているのだろう。だから「あれはボクちゃんのせいじゃないもん」という論理になっている。

 しかし本当のところ有権者の気持ちが離れたのは郵政造反組を復党させた時だと、アタシは思っている。このときに「あぁ、こいつは小泉流の改革なんかやる気がないんだ」とバレてしまった。河野洋平がどこかのインタビュー記事でそう言っていて、やっぱりそうかと意を強くしたものだ。

 バレているのに、口を開けば改革、改革と言う。口の周りにあんこをべったり付けて、「つまみ食いはよしましょう」と言って歩いているようなものだ。

 …ちょっち、違うか。^^;

 だからもう言葉が信用されていない。リーダにとって言葉が信用されなくなったというのは致命傷だ。なにをどう言っても、その言っている言葉を信じてもらえないのだから意味がないのだ。

 おまけにこいつは頭が悪くて、アドリブが利かない。

 小泉時代に宣伝マンを務めた世耕議員が先の選挙後に、「我々は素材をどんな切り口で見せるかしかない。素材そのものをいじることはできない」と言っていたのは、このことだろう。頭が悪いヤツはアドリブをやるとドツボにはまる。よせばいいのに「小沢さんと私のどちらが日本の首相にふさわしいか」などとやらかして墓穴を掘っている。今回もそうだ。もう転がり落ちていると誰もが思っているのに党に相談もせず「職を賭して」などとアホなことを言う。「どうせ死ぬなら野党と刺し違えてでもこれは通す」とでも言えばまだ、笑ってくらいはもらえようものを。

 放送局関係者は先の選挙報道後の反省会で「11月解散を視野に準備を」などと当然の顔で話し合っていたと関係者から聞いた。もうあの時点でそう言われていたのだ。

 この政権最大の功績は、政権交代可能な二大政党時代(のきっかけ)を作ることに協力したことか。それは褒めてやってもいいことだ。

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2 コメント

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けじめをつけて局面打開 (けいさん)
2007-09-12 22:35:57
しかし、空気の読めないおじさんだなぁ・・

まわりに味方が居なかったのかね?
ふつー、止めるでしょ?
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お子様だったわけで (かの)
2007-09-13 04:37:20
まぁ「このまま辞めるなんて悔しい」とか、そんな気分でもありましたかね。しかし、意地もここまでというタイミングが所信表明演説のすぐあとっていうのも、どうにもタイミングの悪いお人でした。、

いいブレーンを集めるのもリーダの資質のひとつと言ってしまうとかわいそうですが、最初の組閣でひとりくらい重しになる人を入れていればねぇ。
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