精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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ADHD研究の謎 ~不注意と衝動性~

2014年12月10日 | 発達障害(ADHD)
(1)不注意と衝動性
ADHDには3つの臨床症状(不注意、多動性、および衝動性)がある。ADHD研究のテーマは、多動性→不注意→衝動性の順に変遷した。現在はADHDの衝動性が注目されているが、ADHDの不注意について結論は出ていない。

(2)妨害刺激
妨害刺激があると、課題の成績(パフォーマンス)が低下することも、改善することもある。妨害→改善。(?)

(3)よそ見、立ち歩き
課題の遂行の邪魔にならないように、よそ見をすることがある。身体活動を伴う課題で、成績が良い。課題に取り組むために、よそ見や立ち歩きをする。(?)

(4)衝動性とテンポ
課題のペースについて、早いテンポで反応抑制(衝動性)の課題の成績が改善する。慎重に取り組むことのできる筈の遅いテンポでは、その課題の成績が低下する。(?)

(5)報酬
報酬(ご褒美)があると、課題の成績が改善する。報酬は衝動性をもたらす(すぐに手に入れようとする)とは限らない。


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